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レモンサワー好きには、たまらない!コカ・コーラ「檸檬堂」、秘密の製法でヒット確実?

文=A4studio
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飲み心地はオーソドックスだが、ブランド内でお互いを引き立てる

 さて、ここからは「檸檬堂」シリーズ全3種類を実際に飲み比べてみた感想をお届けしたい。

 まず「定番レモン」(レモン果汁10%、アルコール度数5%)は、良い意味でひねりのない、シンプルなレモンサワーだという印象。一方、「はちみつレモン」(レモン果汁7%、アルコール度数3%)」にはジュースに近い甘みがあり、女性ウケは言うまでもなく、あまり酒に強くない層にも受け入れられそうだ。その対極にあるのが「塩レモン」レモン果汁7%、アルコール度数7%)で、“いかにもアルコール”という刺激を求めるオトナの男性に支持されそうな、甘さを排除したテイストに仕上がっている。

 誤解を恐れずにいうと、シリーズの1本1本は、どこかで飲んだことのあるようなオーソドックスな味に感じた。しかし、同一ブランド内で3種類のバリエーションを用意することによる相乗効果こそが「檸檬堂」の狙いだろう。“弱・中・強”と呼んでしまうのは語弊がありそうだが、アルコール度数が3%、5%、7%と明確に分かれているおかげで、レモンサワー好きにとってはお気に入りの味を見つけやすいのではないか。

 それはパッケージについても同じことがいえ、アルコール度数が最も強い「塩レモン」はシルバーの缶が渋く光っているし、逆にアルコール度数が最も弱い「はちみつレモン」はオレンジをあしらった、女性でも店頭で手に取りやすいデザイン。いざ飲んでみると、缶の見た目から連想されるままの味が楽しめるのは嬉しいところである。

 先述したサブストローム氏は、他社のアルコール商品を視察しているうちに「ビールはどの商品もアルコールの度数がある程度揃っているのに対し、缶チューハイはブランドによって3%から9%まで幅がある」ことを見抜いたそうで、そうした気づきは「檸檬堂」にしっかり反映されているというわけだ。新規参入だからと奇をてらうことなく、購入者の多様なニーズに、真正面から応えようとする気概が感じられる。

 ただ、冒頭でも触れたように、「檸檬堂」の販売は九州地区限定。その意図について、前出・飯田氏は「九州での試験販売につきましては、当社のマーケティング調査を踏まえて決定させていただきました。焼酎の文化が根差した地域でお客様に評価していただくことで、さまざまな学びが得られるものと考えております」と述べる。全国展開の計画は、現時点では特に具体化していないとのことだ。

 とはいえ、同社では過去にも「爽健美茶」や「ジョージア」などの商品が九州地区限定で発売され、やがて全国展開に至った事例がある。「檸檬堂」に興味がある九州以外の方は、全国販売を期待して待ってもいいのかもしれない。
(文=A4studio)

※広報部の飯田氏以外のコメントは、日本コカ・コーラのオウンドメディア「コカ・コーラ ジャーニー」より引用

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