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死人が出る恐れも…W杯・ロシア対イングランドなら「世界一凶暴」なフーリガン同士の戦闘?

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 ロシアが準々決勝でクロアチアを破り、イングランドがコロンビア、さらにスイス対スウェーデン戦の勝者を破れば、7月11日にモスクワで行われる準決勝でロシア対イングランドが実現することになるのだ。モスクワなどの大都市では、一部のフーリガンの間で次の試合での決起を促す動きもみられたようで、治安当局は空港や高速道路などの警備を厳格化しているという。「彼らのレーゾンデートルはひと暴れするところにあるから、いつ何が起きてもおかしくはない」ということのようだ。

 フーリガンのルーツとされるイギリスからも、マークが厳しいなかで「すでに1000~2000人がロシア入りしている」との情報もある。

 今、ロシアとイギリスは政治的にも最悪の状態にある。18年3月にイギリスで元スパイのロシア人男性とその娘が重体となって発見された。イギリスは1970年代に旧ソビエト連邦が開発した神経剤「ノビチョク」が使用されたと断定し、23人のロシア人外交官を国外追放する事態となった。そんななか、熱狂するW杯の舞台で激突となれば両国のフーリガンが黙っているわけがない。ただ、フーリガンの排除についてはロシアとイギリスの警察当局が協力し合い、これまでは十分に効果をあげている。

 一方で、ウラジーミル・プーチン政権としては、なんとしても大会を成功裏に終わらせたい。W杯開催のために巨額の投資を行っている上、問題なく終われば国際的評価もアップすることは間違いないからだ。仮にトラブルが起きれば、当初はロシア開催を疑問視していた西側諸国を勢いづかせることにつながり、すべてが水泡に帰す。そのため、後述するように治安当局は異例の厳戒態勢を敷いている。

暴動を助長した、プーチン政権の苦肉の策


 ロシアで武闘派フーリガンが登場したのは、80年代後半。イギリスのフーリガンを真似た過激派グループが試合の日に衝突を繰り返して社会問題化した。学校や職場に不満を持つ若者たちのはけ口としてクローズアップされたが、日本でいえば週末の夜に暴走族が内紛を起こすようなものだろうか。当然、良識派のファンをサッカー場から遠ざける一因となる。「サッカー場は乱暴者の運動場」という声が高まり、特に主婦層の警戒感が強まったのだ。

 また、ロシアは格闘技が盛んな国という側面も関係しているかもしれない。若者が腕試しで殴り合うことなどよくあるそうで、“決闘”に抵抗感がないという。日本の侍が広く人気があるのも、その堂々とした戦いぶりや「ハラキリ」の精神に強い憧れを抱いているからだという。

 そして、勢力争いを続けるなかでフィルマは徐々に組織化と系列化が図られていき、前述した人気3チームを核にいくつもの小グループが増殖した。特色は、1チームにいくつものグループができることだ。95年には、モスクワの街中でCSKAとスパルタクのフーリガンが激しく衝突した事件もあった。この頃から、彼らは次第に“国際化”していく。

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