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死人が出る恐れも…W杯・ロシア対イングランドなら「世界一凶暴」なフーリガン同士の戦闘?

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 事前にFIFAに顔写真やパスポート番号などの個人情報をメールで送信し、厳密な審査の上で発行の可否が決定される。今大会では、すべての入場者は空港でも地下鉄でもレストランでも、このカードを首からぶら下げている。

 スタジアムに入場する際は、カードとチケットを一つひとつ照合した上で入場を許可している。これにより、過去に問題を起こしたフーリガンが多く排除されたという。フーリガンとともに懸念されているテロの防止策としても、今のところは十分に成果をあげているようだ。

 スタジアム以外の警備も異常な厳戒態勢だ。モスクワの街中は警官だらけといってもいい。「SECRET」と書かれた濃紺の制服に銃を装備した警官たちが、駅をはじめ街のいたるところに配置されている。ホテルも荷物検査だけでなく、高級ホテルなどでは十数人の警官が配置されている。

 6月14日の開会式前夜には、三ツ星ホテルで5、6人、ゲストハウスにも3人規模で徹夜の張り込みがついていた。いかにテロ防止に神経を使っているかがわかる。

 ただ、試合当日のスタジアム周辺では見事なまでに警官の姿が見えない。日本であれば機動隊の大型バスや装甲車が配備されているところだが、そうした様子はないのだ。あくまで「フェスティバルとしてのW杯の雰囲気は壊さない」という配慮が見て取れるのが心憎い。

試合当日のエカテリンブルクの街の様子。スタジアムの近くは車両通行止めになる

 また、警官たちの表情は10年前に比べて大きく変わっている。以前のように外国人をにらみつけることはないどころか、物腰がやわらかく非常に親切だ。ちなみに、イギリスも警官を派遣しており、ロシアとイギリスはフーリガン対策では連携を図っている。

 W杯の経費は1兆円以上といわれており、プーチン政権に対しては「もっと国内で優先すべき問題がたくさんあるのに……」という批判もあった。自国の躍進で思わぬ不安材料が生まれたが、最後までフーリガンを封じ込められるかどうかは注目に値するだろう。
(文=森哲志/ジャーナリスト)

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