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元NHKアナウンサーの登坂淳一が6月7日放送のバラエティ番組『プレバト!!』(TBS系)に出演した。
登坂アナといえば今年1月、「週刊文春」(文藝春秋)の報道によって、札幌放送局赴任中に女性キャスターへセクハラをしていたことが明るみになり、4月スタート予定だったフジテレビの新番組への出演を辞退した。
しばらく活動を自粛していたが、4月にダウンタウンの松本人志がレギュラーを務める『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演して復帰を果たすも、いまだに批判的な見方は多い。
そんななか、松本に続き同じくダウンタウンの浜田雅功が司会を務める『プレバト!!』へ出演したわけだが、古巣であるNHKの関係者からは疑問の声が数多く聞こえてくる。
「まず、今セクハラというものが世間から見るとどれだけマイナスか、認知しているのだろうかと疑ってしまいます。それにもかかわらずテレビに出るのは“NHKの恥さらし”としか思えません。やっぱり恥ずべき過去をネタにして笑いをとるというのは本人も疑問に思っているはずですし、登坂さんはもともと愚直に努力してきた方なので、メンタル的にも心配になります」(NHK関係者)
4月10日に発売された「婦人公論」(中央公論新社)では、セクハラとされた状況について、こう釈明している。
「体調が悪くなってトイレに行った私は、戻る際に段差につまずいてしまったのです。壁に頭を強打してうずくまっていたところ、ちょうど相手の女性もトイレから出てきて『大丈夫ですか?』と声をかけてくださいました」
セクハラを否定しているといえるが、認めない理由についてテレビ関係者は次のような見解を示す。
「騒動後にバラエティで復帰するということは当然、その件について突っ込まれます。いわば、公開処刑というか、禊みたいなものじゃないですか。やはりアナウンサーという職業柄、セクハラはどうしても認めたくないというところがあるのかもしれません」
登坂アナは札幌局時代、『ネットワークニュース北海道』のアンカーマンとして活躍し、大いに番組へ貢献してきた。アナウンサーとしての実力は誰もが認めるものの、素行の悪さで地に落ちてしまった人生の“リセットボタン”は、バラエティ番組にあるのだろうか。
(文=編集部)