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吉岡里帆、フジ新連ドラでポンコツ演技ぶり露呈…『カルテット』での才能は見る影もなし

文=米倉奈津子/ライター
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 そしてやはり、吉岡が良くないのも残念だ。

 吉岡といえば、昨年の『カルテット』(TBS系)で“小悪魔小娘”アリス役を演じて一気にブレイクしたものの、その後、準主役級で出演した『ごめん、愛してる』(同)、そして初の主演連ドラ『きみが心に棲みついた』(同)での評判がイマイチで、本作でも放送前から懸念の声も多かったが、案の定、パッとしない。

“一途で何事にもひたむきな女性”というキャラ設定なのだが、感情余って泣くシーンも、生活保護受給者を助けるために奔走したり熱く語りかけるシーンも、生活保護の現実にうろたえるシーンも、すべてが空回りで、“私、一生懸命に演技してます”感がひしひしと伝わってきて、それに比例するように見ている側はどんどん冷めてしまう。吉岡ががんばればがんばるほどポンコツ演技にしか見えないし、『カルテット』で“ヤバい魅力”や“才能”、そして“なんかスゴい女優が出てきた”感とオーラを撒き散らしていた頃の吉岡の面影は、いったいどこへ行ってしまったのだろうか。

 そもそも、こんなことになってしまったのは、吉岡の責任かと聞かれれば、それは違うのかもしれない。吉岡は、やはり『カルテット』のアリス役で見せたような“ちょっとイっちゃってる人”的なキャラのほうが、その魅力を存分に発揮できると感じるのだが、本作そして前2作で吉岡が演じるキャラは、すべて今回同様に“一途で何事にもひたむきな女性”なので、視聴者としては「なんか、吉岡って、いっつも演技同じだよね」とマンネリな印象を与えてしまっているのだ。吉岡にとっては“不運”といえるかもしれないが、さすがに3作連続で“演技が凡庸”という評価がついてしまうと、せっかく才能があるにもかかわらず、本当に女優として道が閉ざされてしまわないかが心配になってきてしまう(その責任が吉岡の所属事務所にあるのかどうかは、私にはわからないが、やっぱり吉岡ファンとしては、こんなに吉岡の魅力が発揮されない出演作が続くというのは、もうちょっと、なんとかならないものかと思うのだが、どうなのだろうか)。

 がんばれ、吉岡。
(文=米倉奈津子/ライター)

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