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『この世界の片隅に』ジブリ化&朝ドラ化戦略で最強に?議論沸騰の現代パートの意味

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広島県呉市(「Gettyimages」より)

 女優の松本穂香が主演を務める連続テレビドラマ『この世界の片隅に』(TBS系)の第1話が15日に放送され、平均視聴率は10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)となった。2桁スタートということで決して悪くはない数字だが、今期ドラマの第1話視聴率が軒並み11%台を叩きだしている点に比べると、出遅れてしまった感は否めない。

 こうの史代氏の漫画『この世界の片隅に』(双葉社)が原作となっている同ドラマは、2016年にアニメ化され大ヒット。女優の、のんが主役の声を務め大きな話題にもなった。

 物語は、松本穂香が演じる北條(旧姓:浦野)すずという少しのんびりとした女性を通して戦時中の情景や人々の暮らしぶりが描かれていくのだが、ドラマオリジナルのシナリオとして2018年という現代を生きる近江佳代(榮倉奈々)も登場する。第1話では、生前すずが住んでいたという広島県呉市にある古民家を訪れた佳代が、「私ここに住む!」と決意していたが、ここからどんな展開になっていくのかも注目だ。

 すずは幼い頃、おつかいの帰りに“人さらい”に捕まってしまうのだが、一緒に捕まっていた北條周作(松坂桃李)と一緒に逃げ出すことに成功。それから数年後、すずは名前も知らない周作のことなどすっかり忘れていたが、周作のほうはすずのことを覚えており嫁に欲しいと家を訪ねる。そして、第1話では、すずが周作の実家である北條家に嫁ぐまでの様子が描かれた。

 アニメ映画が大ヒットしていたことや、ドラマ制作にあたりキャストを決めるための大がかりなオーディションが開催されたことなどから注目を集めていたが、放送直後はインターネット上で「NHKの朝ドラみたい!」「朝ドラより朝ドラらしい!」「完全に朝ドラ」という声が続出。これまでの「日曜劇場といえば勧善懲悪型」というイメージとは180度違った内容が、大きな反響を集めた。

 さらに今回は、時代背景や扱うテーマはもちろんのこと、多くの朝ドラ俳優、女優が出演していることも「まるで朝ドラ」と言われるゆえんとなっている。ただ、朝ドラっぽいということが今後の視聴率につながっていくかと言われれば、わからない。これだけ話題性抜群だったにもかかわらず、今期ドラマのなかでは低スタートを切ってしまったのは、やはり「戦争を扱った話は苦手」という人が多くいるからではないだろうか。

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