ビジネスパーソン向け人気連載|ビジネスジャーナル/Business Journal
『Body & Soul』⇒奥まで行こうよ いっしょに…

年端もいかないかわいい女のコに、キワドイ歌詞を歌わせて世間の耳目を引くのは、山口百恵の『青い果実』や中森明菜の『少女A』など、アイドル業界の常とう手段。デビュー当時、メンバー4人とも小中学生だったSPEEDのファーストシングル『Body & Soul』も、実はこの方程式を踏襲してつくられた歌でした。
♪痛い事とか恐がらないで もっと奥まで行こうよ いっしょに♪
この一節だけ切り出すとかなりド直球。しかし、全体的に爽やかでアゲアゲで「みんなでハジけようよ!」みたいな曲なので、サラッと違和感なく聞き流せるのが、なんとも絶妙です。
『モーニングコーヒー』⇒初体験後にコーヒーを飲む歌

モーニング娘。のメジャーデビューシングル『モーニングコーヒー』も、無垢なアイドルにエロいことを歌わせる路線の曲。
♪あなたについてゆくと決めた なのに 急じゃ(こわい)♪
この、サビ前の一節を「初体験への躊躇」と仮定することによって、サビで歌われる「泣いてるのは うれしいから」「ねえ はずかしいわ」という心理描写の理由が見えてきます。そしてすべてが終わった朝。「モーニングコーヒー飲もうよ」と、普段と変わらぬ態度で接してくれた彼氏に、彼女は幸せを感じるというわけです。
この連載では次回以降も皆さまの脳裏に「懐かしい」が蘇りそうな記事を提供して参ります。「こんな記事は?」「あのネタは?」なんてお声も、お待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。
(文・構成=ミドルエッジ)