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山口組分裂騒動は再び激しく動き出すのか…司忍組長のお膝元と開戦の地で不穏な事件発生

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任侠山口組若頭補佐、山健連合会・金澤成樹会長

 2015年に起きた六代目山口組分裂直後、離脱した神戸山口組と六代目山口組が最初に衝突するとしたら、大阪随一の繁華街・ミナミ、もしくは首都・東京となるのではないかと予想されたことがあった。

 だが意外にも両組織の戦いの火蓋が切られたのは、信州だった。分裂後、年が明けるとすぐに長野県松本市を舞台に、六代目山口組の中核である三代目弘道会系列組織と神戸山口組の中核である四代目山健組系列組織(当時)の衝突が加熱していき、山健組傘下組織は敵の行動を妨害すべく、車線上に自動車を2台停車して高速道路を封鎖するなどの攻防戦へと発展していったのである。

 ただ実際には、当時の神戸山口組、特に山健組サイドからすれば、長野が衝突の舞台になることは想定内だったのかもしれない。

 なぜならば、分裂以前に山健組サイドでは地方の山健組系列組織を強化する動きが行われており、特に長野県には、現任侠山口組・織田絆誠代表の懐刀といわれる、若頭補佐である山健連合会・金澤成樹会長(当時は四代目山健組若頭補佐)を派遣。松本市に拠点を構える三代目竹内組組長に就任させ、組織強化を済ませていたのだ。これは、その後、六代目サイドと起こるかもしれない事態への備えだったとも考えることができるだろう。

 任侠山口組結成後、竹内組はその傘下に収まるが、勢力は衰えをみせることなく、武闘派ぶりは今も健在だ。今年4月、栃木県内で客引きをめぐるトラブルから竹内組の関係者と思われる人物が他組織と不穏な状態になった際には、すぐさま竹内組から現地に応援部隊が入ったといわれた。

「なにせ六代目山口組分裂以降、弘道会の武闘派組織とバッティングした際にも、金澤会長率いる竹内組は一歩も引かなかった。それだけに、たかが客引きトラブルでも、竹内組が動いたというだけで緊張が走ったほどだ」(地元関係者)

 そんな武勇を誇る竹内組組員の自家用車の窓ガラスが25日未明、何者かに割られるという事件が長野県飯田市内で起きた。

「現在の竹内組は、三代目組長を務めていた金澤会長が山健連合会会長に就任したことから四代目体制となっており、同時に三代目竹内組の有力組織が任侠山口組の直参へと昇格するなどしている。いうなれば、それらの勢力が竹内組一門になるのだが、その勢力が事件前日の24日に長野市内の繁華街に結集していたことが確認されている」(地元捜査関係者)

 こうした動きと、窓ガラス破損事件との因果関係がはっきりしていないが、地元関係者はこのように話している。

「車の窓ガラスを割った割られたなんてことは、ヤクザの世界ではよくある。ましてや、こういう分裂状態では、何が起きてもおかしくない。ただ今回、車の窓ガラスを割られた人物は、過去に竹内組で三役も経験したことがあるほどで、それだけに一時、加害組織との関係が緊迫するのではないかと思われた。しかし実際は、個人のシノギで他組織と摩擦が生じていたという話もあり、抗争などに発展することはないのではないか」

神戸山口組系組員が切りつけられる事件が発生

 不穏な事件が起こったのは、長野県だけではない。23日には愛知・名古屋市内で、神戸山口組系傘下組織幹部が、三代目弘道会系関係者に切りつけられたのだ。

 被害者を切りつけた犯人はすぐに自首しているため、その名前もすでに報じられているが、この事件について六代目山口組関係者はこのように話している。

「加害者と被害者は以前から知り合いだったが、最近はそれぞれ神戸山口組側、六代目山口組側の人間としての軋轢(あつれき)があったようだ。加害者と養子縁組みをしていた子は、すでに弘道会系の有力組織に移籍しているが、加害者自身は正式にはまだ組織に籍を置いていないという話だ。ただ加害者と被害者との間で、移籍についてのなんらかの話があり、そのもつれで今回の事件に至ってしまったのではないか」

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