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松村太郎「米国発ビジネス&ITレポート」

声すら不要…SONOSスピーカーが、驚異的な顧客リピート購入率を誇っている秘密

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SONOS HP」より

 SONOSというオーディオメーカーが米国NASDAQ市場に株式公開をすることになった。早ければ7月下旬にも上場する見通しだ。売上高は2017年度で9億9250万ドルに達しているものの、純損失は1420万ドル。しかし売上高は10%ほど増え、その損失幅は対前年度比で半減している。顧客は毎月70時間SONOSスピーカーで音楽を楽しみ、6割の顧客が再びSONOS製品を購入するファンが多いブランドに成長している。最新の製品には、音声アシスタントのAmazon Alexaに対応し、Googleアシスタントへの対応、そしてAppleのSiriとも交渉しているという。

 SONOSのミッションは、すべての家庭を音楽で満たすことだ。筆者もAmazonやGoogle、Appleがスピーカーを登場させる以前から、SONOS製品を米国の自宅で楽しんできた。Bluetoothスピーカーと違い、独立してストリーミング音楽を再生できる点は、スマートフォンのアクセサリではなく、新しいオーディオだった。高音質でシンプルなデザインのスピーカーにWi-Fiとアプリ連携可能なソフトウェアを内蔵し、SpotifyやApple Musicなどの80を超える主要音楽ストリーミングサービスを単体で再生することができる。声すら必要なく、スピーカーのボタンを押すだけだ。

 既存のユーザーからすれば、自宅内のスピーカーにおける音声アシスタント機能は、「まだ」おまけでしかない。しかし、明らかに賢いスピーカーの進出は続いているのだ。

SONOSが感じる「リスク」


 前述の通り、SONOSはAmazon Alexaに対応を果たした。人気のある小さなポッド型スピーカーの新製品SONOS Oneや、テレビと組み合わせてサラウンドを楽しめるSONOS Beamは、声でのコントロール能力を手に入れることができ、自社で開発する必要がなくなったかに見えた。

 もともと競争力があった製品をトレンドの文脈に乗せることは、戦略として間違っていない。しかしSONOSが提出する株式公開の文書からは、同社が感じているリスクも浮かび上がる。

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