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『この世界の片隅に』あまりに良作すぎて「精神崩壊しそう」「戦争怖い」と視聴率苦戦か

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「Gettyimages」より

 女優の松本穂香が主演を務める連続テレビドラマ『この世界の片隅に』(TBS系)の第3話が7月29 日に放送され、平均視聴率は前回より1.5 ポイントダウンの9.0 %(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。早くも2桁割れしてしまった同作品だが、その背景には「“戦争”を題材にしたドラマ」というのがあるようだ。

 というのも、今のところ現代パートを除いては「とても良いドラマ」「見ごたえがある」と視聴している人からは高い評価を受けているもよう。その一方で、「観たら精神崩壊してトラウマになりそうなぐらい泣きそうだから、怖くてまだ観てない」「何か哀しくなるのが怖くて観れてない、戦争は悲し過ぎる」という人も多いのだ。さらには、アニメ映画版のファンのなかには「映画が良すぎてドラマ怖くてみられない」「どうしてもアニメと比較してしまいそうで怖くて見れない」と視聴を渋っている人もいるようだ。

 第3話では、北條すず(松本)の嫁ぎ先である広島・呉で初めて空襲警報が鳴る。防空壕をつくり始めたり、砂糖の配給が停止になったりと徐々に戦争の影が近づくなかでも、すずはまだ戦争の恐ろしさを実感するには至らず、マイペースに家事をこなしながらも夫の北條周作(松坂桃李)に恋をし、それなりに幸せに過ごしていた。

 だが、義姉の黒村径子(尾野真千子)が周作に以前は別の結婚話があったことをつい口走ってしまい、すずはモヤモヤした気持ちを抱えることに。そんな気持ちのなか、手が滑って砂糖を落としてしまうのだが、義母の北條サン(伊藤蘭)からへそくりをもらい、闇市に買い物に行くことになる。そこで迷子になってしまったすずは、遊女のリン(二階堂ふみ)に助けられ無事に帰宅。

 リンに教えてもらった見たことも食べたこともない「アイスクリーム」に思いを馳せる姿を見た周作は、すずを仕事先に呼び寄せ2人でアイスクリームを食べに連れていってくれた。そこですずは、改めて今の生活が幸せだと噛みしめる。

 その後、リンのために長ノ木からの見える海の風景を描いていたところ、憲兵に敵陣のスパイだと疑われ自宅に連行。驚いた径子に「すず、あんたどうしたん?」と言われるまでが描かれた。

 今回は、周作に片思いをしている刈谷幸子演じる伊藤沙莉と尾野真千子の“顔芸”に「顔芸というか…めっちゃ笑った!!」「顔芸からのズッコケシーン最高だったわ」「尾野真千子と伊藤沙莉の顔芸凄い(笑)」という声が相次いだ。

 さらには、高級品のアイスクリームを仲良く分け合うシーンに、「今の自分がいかに幸せな環境にいるのか」と改めて戦争のない現代の幸せを実感した人が多かったようだ。“戦争ドラマ”というと戦争の恐ろしさや残忍さを伝えるものが多いなか、このドラマでは戦時中の日常生活を描くことで「今のありがたみ」を伝えているような気がする。これこそがこのドラマの本質ともいえるのではないだろうか。

 とはいえ、今回も冒頭の現代パートはいらなかった。エンディングで入れ込まれても、せっかくの感動シーンが台無しになってしまうのだが、冒頭だけの場合だとドラマを見終える頃にはすっかり現代パートのことなんか忘れてしまい、存在感すら皆無である。果たして、この現代パートはいったいなんの目的で入れられたのか? 視聴率急降下の懸念材料であることは間違いない。
(文=絢友ヨシカ/ライター)

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