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ホリエモンを乗車拒否したタクシー運転手に「非はなかった」可能性も…現役運転手が解説

文=後藤豊/ライター兼タクシードライバー
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過去にもタクシー批判をしている堀江氏

 堀江氏は、過去にもタクシー運転手批判をしている。今年1月には、大阪市内の高級ホテル「コンラッド大阪」に向かう際、タクシーがうまくたどり着けなかったことに対して「タクシー会社はコンラッドくらいおぼえてろ」「寒空を30分歩かされたらキレるのは普通」と怒りをあらわにしていた。

 これは、至極真っ当な批判である。運転手が経験が浅かったり、そのエリアにうとかったりする場合はカーナビを使えばいいだけだ。タクシー運転手にとって一番大事なのは、目的地やルートを覚えることではない。安全運転に努めた上で、さまざまなケースの対処法を身につけることである。

 道がわからなければナビに頼ればいい。話したそうな乗客には天気の話を投げかけ、話したくなさそうな乗客には必要以上に話しかけない。眠りたい客だと思えば、あらかじめ目的地を聞き出してナビに入れておく。「急いでくれ」と言われたら、交通ルールを守った上で可能な限り急ぐ。酒に酔って吐きそうな乗客の場合は、窓を開けたりビニール袋を手渡したりすることもある。

 こうした対応力を身につけることで、苦情を受けないタクシー運転手になれる。乗客は千差万別であり、対処法もケースバイケースだ。確かなのは、乗客の外見で「回送」に切り替えるのは、タクシー運転手として未熟な行為であるということだ。
(文=後藤豊/ライター兼タクシードライバー)

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