NEW
石徹白未亜「ネット依存社会の実態」

ゲームアプリ、不正課金蔓延の実態…課金したと見せかけ延々タダで遊び続ける手口

文・構成=石徹白未亜/ライター
【この記事のキーワード】, , ,

P&G幹部が警鐘…人をイライラさせる広告

漫画村」を見ていた人には、2パターンがあったと思う。

(1)「漫画村」は見るが、こうしたサイトに出稿している広告は絶対クリックしない

(2)「漫画村」を見て、いい広告があればクリックする

(1)も問題だが、個人的に驚くのは(2)の存在だ。(2)のケースは「何も考えてない」といえる。そして、そうした存在が少なくなかったからこそ、「漫画村」は存続することができていたのだ。

 ネット上には無料で楽しめるサービスが多いが、それは広告主の投下する広告費があってこそだ。一方、今はクラウドファンディングが普及したり、動画視聴サイトで視聴者が動画の投稿主に“投げ銭”を送ることができたりするなど、「感謝を金銭のかたちで還元したい」というニーズが実現しやすくなっている。

 広告においても、ユーザー側に「このメディアは好きだから広告をクリックする(逆に、嫌いだから広告は絶対にクリックしない)」という意識が広がってほしいが、匿名環境のネットにおいて「ユーザーの倫理観」には期待できない。前述した投げ銭は、視聴者が動画の投稿主に貢献したいからするのであって、そのような「ユーザーにとっての気持ちよさ」をネット広告が提供していけるかどうかがカギとなるのだろう。

 そもそも、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)のように、ネット広告の削減を進めている企業もある。同社は、昨年だけでネット広告の費用を約210億円以上削減している。日本経済新聞電子版では、同社のマーク・プリチャード最高ブランド責任者の「(ネット広告は)あまりに頻繁に広告を流したり、広告を送ってほしくないという人に訴求したりしすぎて、人々をいら立たせている」という発言を伝えている【※3】。タダでネットのサービスやアプリを利用できるのは広告のおかげだが、不必要な広告にイライラした経験を持つ人も多いだろう。

 本記事を読んでいる読者の方に聞きたい。ここ1年で、「思わず買ったりクリックしたりしたネット広告」はありますか?
(文・構成=石徹白未亜/ライター)

【※1】
iPhoneが「App Store」以外からもアプリをダウンロードできるようにした端末のこと。なお、「Google Play」以外からもダウンロードできるAndroidの場合、そもそも“脱獄”の概念がない。しかし、Android端末でもユーザーの権限を通常より大きくしたものを“脱獄端末”と呼ぶケースもある。

【※2】
ゲーム内でモノなどを購入する仕組み

【※3】
P&Gに泣かされる広告代理店」(日本経済新聞電子版)

情報提供はこちら
『節ネット、はじめました。 「黒ネット」「白ネット」をやっつけて、時間とお金を取り戻す』 時間がない! お金がない! 余裕もない!――すべての元凶はネットかもしれません。 amazon_associate_logo.jpg
『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。 会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術』 「使えそうにないな」という烙印をおされるのも、「なんだかできそうな奴だ」と好印象を与えられるのも、すべてはスーツ次第! amazon_associate_logo.jpg

RANKING

23:30更新
  • 連載
  • ビジネス
  • 総合