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錯綜する「任侠山口組の六代目山口組加入」情報…六代目と神戸で小競り合いも

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8月20日に六代目山口組総本部で行われた執行部会には多くの報道陣が集まった

 数多く飛び交う未確認情報を精査していけばいくほど、任侠山口組六代目山口組に加入することは現時点においてはないだろうと、ある種の確信を得ているのだが、そのたびに新たな加入情報が浮上するのも事実だ。そうしたなかで今度は、「9月4日加入説」が捜査関係者筋から流れ出した。

「六代目山口組では、8月20日に執行部会を開いたばかりだというのに、再び9月4日に執行部会を開催するという話だ。もしかすると、そこで加入が決定することもあるのではないか」(捜査関係者)

 確かにそういう情報が流布しているが、筆者が知る六代目山口組や任侠山口組関係者らの誰もが、それでもこの2つの組織が今ひとつになることはないと、否定している。

「あくまで組織ですから、企業と同じで内部の秘密事項を漏らさないよう徹底するのは当たり前の話です。正式発表されるまでは、裏が取れた確定情報というのは出ないでしょう。ただ、これまで有り得ないと思われていた分裂が2度も起きています。それだけに、何が起こったとしてもおかしくはない。しかしながら、このタイミングで、任侠山口組が六代目山口組へと加入することはないと思われます」(ヤクザ事情に詳しいジャーナリスト)

宮崎で起こった六代目山口組と神戸山口組の衝突

 筆者も現時点では同感だ。実際、加入説などどこ吹く風かのように、任侠山口組が再び勢力を拡大させる動きを見せ始めた。今回、拡散された“御通知”によれば、直参2名を新たに誕生させたのである。

 21日付で直参へ昇格したとみられる幹部は、元神戸山口組系傘下組織の幹部と、任侠山口組で執行部の一端を担う組織からの内部昇格となったようだ。

 一方で、一審無罪判決を受けていた任侠山口組・四代目竹内組の百瀬雅樹若頭が、控訴審判決で逆転有罪判決を言い渡されている。

 この事件は2017年6月、元妻宅に拳銃一丁と実弾を隠しもっていたとして、百瀬若頭が銃刀法違反に問われていたもの。百瀬若頭は終始一貫、無罪を主張し、今年3月に名古屋地裁が無罪判決を言い渡していた。

「百瀬氏が若頭を務める四代目竹内組は、任侠山口組でも屈指の組織。それだけに百瀬幹部の名は、長野県下で知らない業界関係者がいないといわれるほどの人物だ。六代目山口組分裂時、長野で六代目山口組系組織と当時神戸山口組系だった竹内組が激しく衝突した際にも、百瀬幹部は金澤成樹会長(現・任侠山口組若頭補佐、山健連合会会長)の右腕として、常に最前線へと立ち続けている。当局サイドでは、意地でも百瀬若頭を塀の中に拘束していたかったのではないか」

 控訴審で百瀬若頭には、7年の実刑判決を言い渡されている。

 そして、さらに別の事件でも動きがあった。今年7月、宮崎県で神戸山口組傘下組織の幹部が襲撃された事件に関与したとして、六代目山口組傘下組織の組員ら3人が20日、宮崎県警に出頭している。六代目山口組分裂後、この傘下組織同士の衝突は死者を出すほどにまで熾烈を極めており、今回の襲撃事件もそれら一連の報復によるものではないかと慎重に捜査が進められているようだ。

 そのほかにも、九州で六代目山口組傘下組織と神戸山口組傘下組織のバッティングが起きている。関係者らの話によれば、発端は些細なことが原因だったという。

「いったんは、その場で話がまとまり解散したようだが、その後に片側がやはり収まりがつかないとなったようだ。一時は当時者となった下部組織でも待機がかけられたときいている」(地元関係者

 沈静化しているようかに見えていた六代目山口組の分裂騒動。またここに来て、さまざまな攻防が再び始まってしまうのだろうか。
(文=沖田臥竜/作家・元山口組二次団体幹部)

●沖田臥竜(おきた・がりょう)
元山口組二次団体最高幹部。2014年、所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任侠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)など。最新小説『死に体』(れんが書房新社)が発売中。

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