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「北千住は穴場の街」に元住民が「最悪の街」と反論…治安悪い、家賃上昇、電車激混み?

文=ジョージ山田/清談社
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むしろ綾瀬や亀有のほうが住みやすい?

 また、今後予想されるのが家賃相場の上昇だ。不動産業界関係者のB氏は「家賃相場で見ても、北千住はもはや穴場とはいえません」と語る。

 ライフルホームズの「家賃相場情報」によると、北千住のワンルームマンションの家賃相場は7.14万円と格段に安いわけではない(9月3日現在)。特に、穴場といわれるようになってから開発されたマンションは新築や築浅の物件が多く、家賃の設定は高めとなる。これが、地域の家賃相場を押し上げる一因になっているという。

「不動産データバンクの東京カンテイが集計した分譲マンションの価格維持率(04~14年)を見ると、北千住駅は首都圏で上位50に入っており、当然、賃貸市場の価格上昇率も上位になるものと考えられます。現在も駅の西口側に新築マンションの建設計画が続いており、東口の商業地域も開発が進んでいくでしょう。そうなれば、今後も賃料は上昇傾向が予想されるため、北千住の特色でもあった割安感はどんどん薄くなっていくはずです」(B氏)

 最近は「職住近接」が不動産のトレンドとなっている。それを踏まえると、北千住の利便性は今後も人気を集め、同時に家賃相場も上昇すると考えられる。すでに、北千住駅の西口側は、つくばエクスプレスの開業に伴ってファミリーマンションの建設が加速している。

 そして、街の売りとなっている利便性にも落とし穴がある。確かに北千住はターミナル駅としての機能を持ち、都心へのアクセスも便利かもしれない。しかし、その半面、大手町方面に向かう路線の混雑率は常に高く、過去には常磐線快速の松戸→北千住の混雑率が270%を超えたこともあった。

 最近は改善されてきたが、今後も人口が増えていけば、武蔵小杉などと同様に乗車率や混雑率がさらに上昇する可能性もある。

 B氏によると、「穴場」と呼ばれる地域は開発によって大きく変わっていく場所だという。「住みたい街ランキング」の上位の街は、ブランド化しているか、同じ店が立ち並ぶ凡庸なショッピングモールのような街になっているかのどちらかで、北千住は後者の典型のような街になりつつあるようだ。

「北千住が穴場だった時期はとっくに終わっていて、すでに家賃相場も地域の特色も平均化された、おもしろくない街になりつつあります。利便性に対するコスパは周辺地域より優れていますが、主に常磐線で生活するなら、むしろ綾瀬や亀有、金町、松戸のほうが実用的な店は揃っている。マルイとルミネの利用頻度が低いなら、それらの街のほうが暮らしやすいかもしれません」(同)

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