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○○が全国ワースト1の秋田県に若者の移住が激増している理由…世界が注目する地域に?

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秋田県の自殺率やがん死亡率が高いワケ


 そもそも、なぜ秋田県は脳血管疾患率、がん死亡率、自殺率などで全国ワーストなのか。

「秋田県民は飲酒量が多く、漬物など塩分の高い食べ物を好む傾向があります。がんや脳血管疾患率が高いのは、それが原因でしょう。そして、健康状態が悪くなれば将来を悲観して自殺する人が増える。悪循環に陥っているのです」(同)

 確かに、脳梗塞で亡くなった筆者の祖父は大の酒好きで、塩辛い漬物をつまみにして毎日のように日本酒をあおっていた。地元の知り合いにも酒好きが多い。

 加えて、自殺率の高さには気候も関係しているという。秋田県では冬季の晴天率がかなり低く、筆者の実感としても晴れの日がほとんどない。正直いって、冬の間は憂鬱で仕方がなかった。さらに、見栄っ張りな県民性のためか、秋田県民は貯蓄も少ない。それも自殺率の高さに関係しているという。

「秋田県は人口10万人当たりの美容院の数が全国で1位。そのことからわかるのは、見栄っ張りでほかの地域よりも恥を感じやすい県民性だということです。その場その場で見栄を張るので、お金もコツコツ貯めずにパッと使ってしまうタイプの人が多い。当然、生活は苦しくなり、そうなれば周囲の視線に耐えられない。結果、自殺してしまう……。そんなケースも少なくないと考えられます」(同)

 もっとも、現在は自殺者の数は激減している。自殺率は依然高いものの、03年に年間559人だった自殺者が17年には245人まで減少。この自殺者の減少率は県人口の減少率を上回る。

 熊谷氏は、自殺者の減少には「健康面の改善が影響している」と指摘する。

「秋田県側も県民の健康面に対する危機意識は持っており、塩分量を控える運動を行っています。その結果、成人の1日当たりの平均食塩摂取量は16年に10.6gと、11年に比べて0.5g減少しました。飲酒量の多さについても、若者の酒離れもあって激減しています」(同)

 実際、各疾病の発症率は徐々に改善しており、自殺者数も今後はさらに減る見通しだという。

秋田県が世界のモデルケースになる理由


 しかし、移住者が増え、県民の自殺率が低下しても、人口減少に歯止めをかけることはできない。それは、秋田県のみならず日本やほかの先進国も同じだ。

 熊谷氏は、だからこそ「秋田県が世界のモデルケースになり得る」と話す。

「先進国はどの国も人口減や高齢化を避けては通れません。秋田県のケースは、その点で先行しているというだけの話です。だとすれば、どの国や地域でも直面する現象に対して、秋田県がどのように対処していくのか。ある意味で、かなり注目される立ち位置といえるのではないでしょうか」(同)

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