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定年退職後も活躍する「顧問」という生き方(3)

今、定年後の「顧問」がアツい!働き方完全マニュアル

文=編集部
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今、定年後の「顧問」がアツい!働き方完全マニュアルの画像1『あなたのキャリアをお金に変える! 「顧問」という新しい働き方』(集英社/齋藤利勝)

 完全にリタイヤして趣味に没頭するか、給料の大幅減に耐えて再雇用でがんばるか、はたまた独立か。

 この三択だった、会社員のセカンドキャリアに異変が起きている。現役時代の経験を生かし、所属した会社とは別の企業に「顧問」として携わるという働き方である。

あなたのキャリアをお金に変える! 「顧問」という新しい働き方』(集英社/齋藤利勝)は、この働き方のメリットと始め方、企業側が顧問を求める理由など、「顧問」について徹底解説した、次世代のセカンドキャリアのあり方を提示する一冊だ。

 注意すべきは、本書で言う「顧問」とは、大企業の役員経験者が就くような名誉職的な顧問ではなく、企業の問題解決に対してアドバイスを送りつつ、自分も実務に携わるという「実務顧問」だ。会社員時代に得たあなたの知見は、ほかの会社がのどから手が出るほどほしい「宝」かもしれない。

経営者もできない「顧問だからこそできること」

 顧問といっても、どう働けばいいかピンと来ない人は多いかもしれない。特に「実務顧問」は企業の現場でアドバイスを送りつつ、実務にも携わるという立場だ。具体的な働き方はイメージしにくい。

 本書の著者である齋藤利勝氏は、実務顧問の働き方の前提として「企業の課題に対してコミットすること」を挙げている。つまり、ある課題に対して解決できるプロとして雇用され、それが解決したところで契約終了というわけだ。

 完全な「プロ」としての働きが求められる代わりに、毎日出勤する必要はない。月に1回の稼動であろうが、求められたパフォーマンスを発揮できれば成功である。長期雇用ではないが、結果を出し続けることで、また別の企業からお呼びがかかる可能性も高まる。

 一見、コンサルタントのようであるし、実際にコンサルタント業務と重なる部分も多い。ただ、コンサルタントは課題に対して解決法を提示することがメインだが、実務顧問はその先の、現場の従業員と一緒に手を動かすところまでカバーするのが大きな特徴だ。

 もちろん、手を動かすといっても、製造業の現場に入って一緒にものづくりをするということではない。自身も顧問として多くの企業の課題解決に携わってきた齋藤氏によると、製造業の生産性向上に顧問としてコミットする場合、ひとつの方法として、現場の従業員全員と一対一で話をして現場の問題点を聞き出していくことが考えられるという。

 往々にして、経営側と現場側では、ある課題に対して抱いている問題意識がまったく違っていることがある。このズレがあるうちは、経営層がいかに現場の生産性を改善しようとしても成果は上がりにくい。対話によってこのズレを減らしていくことは、生産性向上のための策なのだ。

 また、「対話によって、従業員それぞれの人生設計と今の仕事とのかかわりを聞き出すことは、モチベーションアップにつながる」と齋藤氏は言う。

 通常、従業員個々人の人生にまで経営者は入り込めない。そこまで突っ込んだ話ができるのは、顧問ならではだろう。そして、そういったことは、長年社会人としてさまざまな人間関係を経験してきた世代のほうが、若い世代よりも得意なものだ。
(文=編集部)

※本記事はPR記事です。

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