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NHK朝ドラ『まんぷく』のモデルは、20世紀もっとも偉大な商品を開発していた?

文=編集部
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海外市場に熱視線

 日本即席食品工業協会の統計によると、17年の即席麺の国内消費は56億食。うちカップ麺が39億食で69%を占める。袋麵は16億食、生タイプは1億食。国民1人当たり年間44.8食を食べた計算になる。

カップヌードル」の日清食品=明星食品、「マルちゃん」の東洋水産、「サッポロ一番」のサンヨー食品=エースコックの3グループを中心に、激しいシェア争いを演じている。

【即席麺の売上高】 ※( )内は前期比(%)
・日清食品…2329億円(+1.9%)
・東洋水産…2020億円(+1.5%)
・サンヨー食品…780億円(+3.8%)
・エースコック…433億円(+3.1%)
・明星食品…415億円(+2.2%)
(日清食品と明星食品は日清食品HDの子会社。エースコックはサンヨー食品の傘下。売上高は18年3月期決算。エースコックは17年12月期決算)

 国内シェア4割でトップを走るのが日清食品HD。71年、日清食品が発売した容器入りの「カップヌードル」は、日本人が発明した商品のなかで「20世紀でもっとも偉大」といわれている。

 日清食品HDの18年3月期の連結決算の売上高は5164億円(前年同期比4.2%増)、営業利益は341億円(同19.2%増)。

 創業事業である即席麺事業は、子会社である日清食品の売上高となっており、売上高は上記の表に記した。営業利益は283億円(同2.2%増)。明星食品は日清食品HDの連結子会社だ。「明星 チャルメラシリーズ」が人気で、売上高は上記の表の通り。営業利益は21億円(同15.2%増)。

 日清食品HDの海外事業の売上高は1223億円。連結売上高の4分の1弱。中国市場に力を入れる。17年に最新鋭のカップ麺工場が稼働した。同社は「シーフード味」を主軸に中国の高価格帯市場を開拓してきたが、今、力を入れているのは「とんこつ味」だ。日本の有名ラーメン店と共同開発したカップ麺を中国市場に投入した。

BusinessJournal編集部

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