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ボクシング連盟、内田新会長に恐喝で逮捕歴…橋本聖子JOC副会長が了承か

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内田貞信・日本ボクシング連盟新会長(日刊スポーツ/アフロ)

 日本ボクシング連盟の内部問題が発覚して早や数カ月。同連盟の山根明元会長に次ぐ新会長が決まったが、ボクシング業界に立ち込める暗雲は、いまだ晴れる気配がなさそうだ。

 今年6月、「日本ボクシングを再興する会」が山根元会長に対する「退会要求書」への賛同を募ったことで、アマチュアボクシング界の問題が露呈。山根氏が権力を使って連盟を私物化し、多くの不正を行ってきたことに非難が集まった。

 2016年のリオデジャネイロ五輪代表に選ばれた成松大介選手に対し、日本スポーツ振興センター(JSC)は助成金240万円を交付したが、山根元会長から「ほかの2選手と80万円ずつ分けるように」という指示が出され、助成金は成松選手の手に全額渡らなかった。

 アマチュアボクシング関係者333人が提出した告発状によると、不正行為はボクシング競技そのものでも行われていたという。7月31日放送の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)では、16年の国民体育大会(国体)で下された判定内容に注目している。岩手県の選手と奈良県の選手が初戦で拳を交え、岩手の選手は相手から2度のダウンを奪うほどの勢いを見せた。しかし、試合結果は1-2で岩手の選手が判定負けした。会場はおろか、勝利した奈良の選手も困惑する試合結果となった。

 山根氏は奈良のボクシング連盟に所属していた経歴があり、のちに自身の息子も同連盟の会長に就任。山根氏が奈良に思い入れを抱いているためか、試合内容に関係なく奈良の選手が勝利する“奈良判定”がしばしば下されていたことが次々に判明し、物議を醸している。

 ほかにも、山根氏はボクシング関係者に過剰接待を要求しており、宿泊するホテルなどが用意すべき物品の細かい「おもてなしリスト」の存在も判明した。「ミネラルウォーター24本。6本は冷蔵庫へ」「せんべい詰め合わせ1缶(のり、サラダ、しょうゆ等の詰合せ)」など、保存法や味の種類まで細かく指定したリストが確認されている。

 告発を受けて山根氏は今年8月に会長の座を退き、新会長に内田貞信氏が就任したと発表された。「再興する会」の発起人でもある内田氏だが、日刊スポーツなどのスポーツ紙は、内田氏の経歴に注目している。同紙が9月9日に配信した記事『内田新会長は強要、恐喝、詐欺 自らの逮捕歴語る』によると、内田氏は詐欺・強要・恐喝による逮捕歴があると自ら明かした。15年5月に強要と恐喝で執行猶予3年付きの有罪判決を受けており、会長に就任した時点では執行猶予が明けたばかりだという。

 インターネット上では「ここまで胡散臭い経歴の持ち主を会長に選ぶ意味がわからない」「ボクシング業界に染みついた悪いイメージを、より悪いイメージで覆い隠す作戦なのか?」といった疑問の声が続出している。

 さらに、ボクシング連盟側は当初、内田氏の経歴について、日本オリンピック委員会(JOC)副会長の橋本聖子参議院議員に説明した上で、会長就任について相談したところ「問題ない」との回答を得たと発表していたことから、「ゴーサインを出した橋本議員にも問題がありそう」など、橋本氏に対しても懸念の声が多数上がっていた。

 しかし、日刊スポーツの公式サイトが9月10日に配信した記事『JOC橋本聖子副会長、ボクシング連盟新体制に「待った」』によると、橋本氏は「問題ないとは言っていない」と否定。さらに、「このままでは応援できない」と新体制に疑問を投げかけた。ボクシング連盟の最高顧問への就任を打診されているとも報じられているが、「約束はしていない」と明言を避けた。

 迷走を続けている日本ボクシング界だが、果たして軌道修正はできるのだろうか。
(文=編集部)

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