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もっとも高価な魚沼産コシヒカリが食味ランキングで陥落…つや姫とひとめぼれが逆転

文=山田稔/ジャーナリスト
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もっとも高価な魚沼産コシヒカリが食味ランキングで陥落…つや姫とひとめぼれが逆転の画像1コメ離れに歯止めをかけられるか

 新米(2018年産)が出回る時季になった。

 筆者の自宅近くのスーパーマーケットでは、宮崎産のコシヒカリの新米を5キロ1830円(税抜き)で販売していた。精米日は7月31日。夏真っ盛りに収穫、精米しているのだ。この先、四国、本州、北海道の新米が棚に並ぶのだろう。米好きにはたまらない季節である。台風の被害がないことを祈りたい。

 米の生産や消費の実情を調べてみた。

 家庭用と業務用を合わせた主食用米の生産量は、農水省のデータによると17年産は全国で730万6000トン。産地別の上位は、北海道・55万2200トン、新潟県・52万7600トン、秋田県・39万8900トン、茨城県・34万8600トン、宮城県・33万9700トンとなっている。2年ぶりに北海道が首位に返り咲いた。

 08年産の全国生産量は865万8000トン。産地別は、北海道・62万6600トン、新潟県・61万4400トン、秋田県・52万2500トン、福島県・43万5500トン、茨城県・41万300トンの順。

 生産量は10年間で135万2000トン減ったことになる。産地別では、この10年間で北海道が8回トップになっており、“米どころ”新潟県から盟主の座を奪っている。

 生産量の減少は、国民の「米離れ」の裏返しだ。1人当たりの年間消費量は、1962年の118キログラムをピークに減少傾向にあり、2006年には60キログラムを割り込んだ。16年は54.4キログラムと、ピーク時の半分以下に減ってしまった。主食用米の需要は1996年には950万トン近くあったが、2017年は750万トンを割り込んだ。外食を含めて日本人が米を食べなくなってきていることを数字が裏付けた。

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