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吉澤ひとみ、ひき逃げ時に目がトロ~ンとしていた可能性…供述で嘘か

文=稲垣翼/ライター
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吉澤ひとみ、ひき逃げ時に目がトロ~ンとしていた可能性…供述で嘘かの画像1吉澤ひとみ

 酒を飲んでクルマを運転した挙げ句に、ひき逃げで逮捕された元モーニング娘。の吉澤ひとみ容疑者の事件が波紋を呼んでいる。9月14日発売の「フライデー」(講談社)が事故の瞬間をとらえたドライブレコーダーの映像を入手しており、その悪質な暴走ぶりに批判の声が相次いでいるのだ。

 それを見る限り、現場の先には駐車車両などなく、「クルマを停める場所がなかった」という吉澤容疑者の供述が嘘であることは明らかだ。事故の際に現場近くを通りかかったというタクシー運転手は、「なんか騒然となってたな。女がいたけど、あれが吉澤だったのかな」と語ってくれた。

 酒気帯び運転の基準値の4倍ものアルコールが体内から検出された吉澤容疑者は、事故後15分もたってから自ら通報し、ひき逃げの現行犯で逮捕された。すぐに夫に連絡するなどパニック状態だったようだが、交通事故で弟を亡くしている身であるにもかかわらず、自ら飲酒運転で事故を起こしてしまったことになる。

 イメージダウンは免れず、もはや芸能人としての再起は難しいだろう。元TOKIOの山口達也さんに続く“芸能界追放”となりそうな雰囲気だ。

アルコール依存症が治りにくい理由

 ここ数年、酒で失敗をする芸能人が後を絶たない。古くは草なぎ剛や市川海老蔵、最近では前園真聖やガリガリガリクソンといった名前が思い浮かぶが、彼らの場合は“失敗”で済み、芸能人としてのキャリアまでは絶たれなかった。しかし、今回はそうはいかない可能性も高い。

 近年、タバコが社会悪のように見られている。「喫煙者はピーク時の2割」などと報じられているように、タバコを吸う人は減ってきているが、それも健康への害が知れわたると同時に喫煙所が減っていることなどが要因だろう。

「体に悪い」とわかっていながらタバコを吸ってしまうのがニコチン依存症だが、多くの場合は害が及ぶのは自分だけだ。副流煙による受動喫煙などの問題はあるが、ニコチン依存症が原因で人に危害を加えるという事態は考えにくい。

 一方、アルコール依存症の場合は、健康への害はもちろん、山口さんや吉澤容疑者のように、人に不快な思いをさせたりケガをさせたりする危険もはらんでいる。アルコールには、脳をマヒさせて神経伝達物質の働きを抑制する作用がある。自身のコントロールが効かなくなれば、「余計なことを語る」「他人にからむ」「暴力やセクハラを起こす」といった行動を引き起こし、人としての信用を失うことにつながりかねない。

 一般人であれば酒席の付き合いを減らすことで対応もできるが、人気者の芸能人であればそうはいかないケースも多いだろう。

「山口さんはアルコール依存症で入院したといわれていますが、アルコール依存症が治りにくい理由のひとつに、酒は入手しやすいという点があります。禁止薬物などと異なり、コンビニやスーパーに行けばいくらでも買えます。『1杯だけ』という安易な気持ちで飲み始め、『今日が最後』と言い聞かせても、翌朝は『またやってしまった』とうなだれる……この悪循環から抜け出せないのが、アルコール依存症の一番の怖さです」(アルコール依存症に詳しい医師)

 仕事の最中は緊張感が高まっており、「酒を飲もう」という気にはならないが、仕事を終えて解放感に包まれたとき、アルコール依存の脳は「酒の心地良さ」を思い出す。これが、アルコール依存から抜け出しにくい理由のひとつのようだ。

吉澤ひとみは目がトロ~ンとしていた?

 吉澤容疑者アルコール依存症と決まったわけではないが、朝から仕事があるのに少なくない量の酒を飲み、さらにクルマを運転してしまうという行動は正常な判断ではないだろう。

 また、「なぜ飲酒したのに自分でクルマを運転したのか」という疑問も生じる。当時、吉澤容疑者は急いで仕事現場に向かっていたようだが、「タクシーを使えばよかったのに」と思った人も多いだろう。そのあたりの事情について、前出のタクシー運転手は語る。

「事故が起きたのは朝の7時前でしたが、実は朝の4~6時はタクシーがつかまりにくいんです。この時間帯は運転手の交代時間で、ほとんどのタクシーが車庫に帰ります。また、タクシー会社の多くは郊外にあり、ほとんどの運転手が7時くらいに車庫を出るので、都心に着くのは早くても7時半ぐらい。吉澤容疑者は、タクシーがつかまりにくいことを知っていたのか、あるいはタクシー代がもったいないと思ったのでしょうか」

「自分で運転したほうが速い」「事故など起こすわけがない」と思ったのかもしれないが、アルコールが残っている状態での運転について、前出の医師は警鐘を鳴らす。

「吉澤容疑者からは基準値の4倍ものアルコールが検出されたそうですが、これは通常であれば目がトロ~ンとする量です。酒の酔い方は、その場の雰囲気や状況によっても変わってきますが、4倍ともなるとさまざまな判断力が狂います。ブレーキを踏むという判断も、コンマ数秒は確実に遅くなります」

 酒は毒にも薬にもなる。吉澤容疑者に限らず、上手な付き合い方を知ることが大切だろう。
(文=稲垣翼/ライター)

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