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吉永小百合、三田佳子、岩下志麻もゾッコンだった !?「濡れ場の神」津川雅彦の“すごさ”とは?

文・構成=ミドルエッジ

 あなたにとって「懐かしい」とは、どんな情景でしょうか? 1970~90年代の「懐かしい」を集めたサイトが「ミドルエッジ」。あなたの記憶をくすぐる「懐かしい」から厳選した記事をお届けします。

 今回のテーマは津川雅彦。吉永小百合、烏丸せつこなど、名だたる映画女優と印象的なラブシーンを演じ、先日78歳でこの世を去った偉大なる“濡れ場の神”のすごさを振り返っていきます。

伝説その1:抱いた有名女優は数知れず

吉永小百合、三田佳子、岩下志麻もゾッコンだった !?「濡れ場の神」津川雅彦の“すごさ”とは?の画像1※参考画像:DVD『マノン』(amazonより)

「抱いた」といっても、もちろん劇中でのお話。とはいえ、その面子がとにかくすごいのです。吉永小百合(映画『天国の駅 HEAVEN STATION』1984年公開)、秋吉久美子(映画『ひとひらの雪』85年公開)、三田佳子(映画『別れぬ理由』87年公開)、岩下志麻(映画『桜の樹の下で』89年公開)、かたせ梨乃(映画『東雲楼・女の乱』94年公開)――。

 ざっと振り返るだけでこの陣容。お芝居上の話とはいえ、時代を彩る名女優を抱いてきたなんて、羨ましい限りです。特に、1981年の映画『マノン』で魅せた往年のお色気女優・烏丸せつことの濡れ場は凄艶の極み。一見どころか、二見、三見の価値ありです。

伝説その2:手がでかい

♪津川雅彦の手はでかい(なんでか なんでか)
映画の濡れ場をダイナミックに見せつつ
女優の乳首を隠すためなんだって♪

 上記は、ロックバンド「グループ魂」による楽曲『津川雅彦』の冒頭における一節。コミックソングの体を成しているため冗談っぽく聞こえますが、津川さんの手が巨大だったのは紛れもない事実。そのデカさが歌詞の通り本当に女優の肢体をまさぐりながら、かつ乳首や秘部をカメラに映らなくする役割を果たしていたのかどうかは、先述の作品群で確認してみてください。

伝説その3:濡れ場の“殺陣師”だった

 殺陣師とは、劇中で披露される殺陣の型を考案して俳優に演技指導するエキスパートのこと。津川さんは、濡れ場という男と女の“戦い”をより見栄えよくするため、現場で演じながらレクチャーも施す、プレイングマネージャー的濡れ場専門の殺陣師でした。

 津川さんは、まず相手役の女優に「こういうふうにしたいんだけどいい?」と、濡れ場を演じる上での流れを説明し、OKをもらったら監督に交渉しにいったのだとか。決して強引に事を運ばず、しっかりと女優の言質を取った上で監督へ話を持っていくあたりが、なんとも紳士的ではないでしょうか。津川さんは生前、こう語っていました。「ラブシーンでは、観客は男優をあまり見ない」と。だからこそ、映倫に配慮しつつも、女優が色っぽく魅力的に見えるよう大きな手を使って、あの手この手で試行錯誤しながらラブシーンを演じていたのです。そんなスケベでジェントルマンな“濡れ場の神”津川さんに合掌。

 この連載では、次回以降も皆さまの脳裏に「懐かしい」が蘇りそうな記事を提供して参ります。「こんな記事は?」「あのネタは?」なんてお声も、お待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。
(文・構成=ミドルエッジ)

●全員が「津川雅彦」でお送りする歴史大河ドラマ!
●濡れ場の神! 俳優「津川雅彦」が映画で抱いた女優たち
●映画「あげまん」は、意外にピュアな物語でした。伊丹流の人情話がなんとも可笑しいです!

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