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渡辺雄二「食にまつわるエトセトラ」

大腸がんを患う日本人急増の理由…WHO、ハムやソーセージの発がん性に警鐘

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 さらに腸内でニトロソアミン類ができることもあります。肉類に含まれるたんぱく質は消化管で各種のアミノ酸に分解されますが、その一部は悪玉菌によってアミンに変化することがわかっています。そのため、それが亜硝酸Naと反応して、ニトロソアミン類ができてしまうのです。

 したがって、大腸がんになるリスクを減らすためには、発色剤の亜硝酸Naが添加されたハムやウインナーソーセージ、ベーコンなどを食べないように心がけることです。

プレーンヨーグルトを食べる

 大腸がん予防の第二の決め手は、プレーンヨーグルトです。前述のように腸内細菌の悪玉菌が、発がん性物質やがん促進物質をつくり、それらによって大腸の細胞が突然変異を起こして、がん化が起こると考えられています。したがって、善玉菌を含むプレーンヨーグルトを食べることで、悪玉菌を抑え、発がん性物質やがん促進物質が発生するのを防ぐようにするのです。

 プレーンヨーグルトはいろいろ売られていますが、まずおススメしたいのは、「小岩井生乳100%ヨーグルト」(小岩井乳業)です。原材料は、生乳(牛から絞ったままの乳)のみで、添加物は一切使われていません。善玉菌の代表格であるビフィズス菌が含まれています。

 生乳100%のため舌触りがなめらかで、酸味の少ないおいしいヨーグルトに仕上がっています。プレーンですが、そのまま十分食べられます。「おなかの調子を整える」というトクホ(特定保健用食品)でもあり、「生きたビフィズス菌(ビフィドバクテリウム・ラクティスBB-12)の働きにより腸内の環境を改善し、おなかの調子を良好に保ちます」という許可表示があります。

 次におススメしたいのが、「ビヒダスプレーンヨーグルトBB536」(森永乳業)です。この製品もビフィズス菌が入ったヨーグルトで、「おなかの調子を整える」というトクホです。人での臨床試験で、排便回数や便性状の改善が認められているといいます。なお、原材料は生乳と乳製品(生乳を原料としてつくられるクリームや脱脂乳、脱脂粉乳など)のみで、添加物は使われていません。

 もうひとつ、「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」(明治)もおススメできます。ビフィズス菌とならぶ善玉菌の代表格である乳酸菌を含んでいます。原材料は、生乳と乳製品のみ。「おなかの調子を整える」というトクホです。

 使用されているLB81乳酸菌は、腸内の悪玉菌が増えるのをおさえて、腸内環境を整える働きがあります。女子大生106人にこの製品を食べてもらったところ、便通がよくなり、便秘が改善されたといいます。

 これらのプレーンヨーグルトを続けて食べることで、ビフィズス菌や乳酸菌を増やし、悪玉菌が増えるのを抑えることができれば、発がん性物質やがん促進物質の発生を減らすことができ、がんになるリスクを減らすことができると考えられます。

 いずれのプレーンヨーグルトもスーパーなどに売られていて、値段も高いものではありませんので、手軽に入手できます。大腸がんが心配な方は、食べ続けてみるとよいでしょう。
(文=渡辺雄二/科学ジャーナリスト)

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