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日本でも注目! フランス発の認知症ケア「ユマニチュード」とは?

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 そのための約束事として、次のことを心がけてみてください。

1.一度にたくさん頼まない
2.安心して取り組める環境をつくる
3.本人のよい思い出を知っておく

 認知機能が低下すると、一度にできることは一つだけになります。同時にたくさんのことを言ったり、行ったりせず、ご本人が安心して何かに取り組める環境を整えることが重要です。不安そうな顔をしていたら、たとえば結婚したときのことや子どもが生まれたときのことなど、ご本人がよく覚えている「いい思い出」を話題にすることも、不安を取り除くのにとても有効です。

 認知症の症状が進むことは、その人の過去を知る家族にとってつらいこと。しかし、今を受け入れることがケアの第一歩となります。

 『家族のためのユマニチュード』は認知症患者の家族のための本。本書にも「介護を一人でがんばりすぎない」と書かれています。そして、困ったことがあれば、かかりつけの医師や訪問看護ステーション、ケアマネジャー、訪問介護員、自治体の地域包括支援センターなどにSOSを出すことも大事だとも。

 介護の不安を取り除くために読んでおきたい一冊です。
(新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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