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コッペパンブームの意外な秘密…専門店急増の理由&食べるべき「概念を覆す食感」とは

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 しかし、岩手は遠い……と多くのパンマニアがあきらめていたなか、東京・亀有に「吉田パン」がオープンしたという。

「同店は、福田パンで修行を積んだ店主が2013年に開店したコッペパン専門店。吉田パンは福田パンの流れをくんでいるため、『東京でも気軽に福田パンが食べられる』ということで人気に火がつき、全国的にコッペパンが注目されるようになりました。この2店が近年のコッペパンブームに大きな影響を与えていることは間違いありません」(同)

 この2軒の個人店を皮切りに、コッペパン旋風は全国各地に広がっている。その背景には、「2012年前後から起きた食パンブームも大きく影響している」と片山さん。そもそも、食パンが注目されるようになったきっかけは、セブン-イレブンの人気商品「金の食パン」の登場だという。これは、セブンのプライベートブランドだが、高単価高品質路線の「セブンプレミアム ゴールド」の一品だ。

「『金の食パン』が売れたことで、『少し値段が張ってもおいしい食パンを食べたい』というニーズがあることが業界に知れわたりました。以来、多くのパン屋さんで通常の食パンとプレミアム食パンの販売が始まり、食パン専門店もたくさんオープンしたという大きな流れがあります。消費者の価値観が『本当に好きなものを手に入れるために足を運び、お金を落とす』という方向に変化したことで、“品目を絞り込んだパンの専門店”という店舗スタイルが定着したようです」(同)

 このブームを大手飲食チェーンが見逃すはずはなく、各社の新業態が続々と登場した。その代表格が、コメダの「やわらかシロコッペ」やドトール系列の「パンの田島」というわけだ。

 また、コッペパンや食パンなど「扱うパンが1種類に限定されていることも、新規参入のしやすさにつながっているはず」と片山さんは分析する。

「以前、通常のパン屋さんのほかに、2号店としてコッペパン専門店をオープンする予定のシェフにお聞きしたことがあるのですが、パンのつくり方をひとつに限定すると、機械もひとつで済む上に材料も絞り込めるので、新規出店のハードルがグンと下がるそうです。同時に、他業種にとっても新規参入しやすい業態である可能性が高いですね」(同)

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