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ライザップとサイバーエージェントが、Jリーグのクラブを買収している理由

文=編集部
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 楽天がFCバルセロナ(リーガエスパニョーラ)の胸スポンサーとなり、続いてバルセロナから元スペイン代表MF・イニエスタ選手を推定年俸32億円で獲得し、日本サッカー界を活性化させた。藤田氏の胸の内には、三木谷氏への対抗心がめらめらと燃え上がっているのかもしれない。

 サイバーエージェントのゼルビア買収に伴い、ゲーム事業を展開するサイバーエージェントの子会社、Cygames(サイゲームス)が、サガン鳥栖のスポンサーから撤退すると報じられた。これについて藤田氏は、「間違ったニュース。その意思決定にはかかわっておらず、まったく別問題。グループ企業が他チームをサポートしている例はほかにもある」と、否定した。

 Jリーグの規約では、1人のオーナーが複数のJクラブの経営に大きな影響を持つことを禁止している。サガンとサイゲームスはスポンサー契約であって株式を保有していないためJリーグの規約には抵触しないが、グループを挙げてゼルビアを支援することになる以上、サガンとの関係は見直されることになると見るのが妥当だろう。

テレビ通販のジャパネットやRIZAPも参戦

 テレビ通販大手、ジャパネットホールディングス(HD)は17年4月、J2のV・ファーレン長崎を買収した。同年3月、3億円を超える累積赤字を抱えるV・ファーレンは選手たちの給与を支払えなくなり、J3降格寸前だった。

 そこでジャパネット創業者の高田明氏が支援を表明し、3年間で10億円以上の資金投入を明言した。クラブ運営会社の株式を買い取り、V・ファーレンをジャパネットHDの100%子会社とし、同年4月末に高田氏は自ら社長に就任した。

 同年11月、V・ファーレンはJ2で2位となり初のJ1昇格を決め、「Jリーグ史に残る奇跡」といわれた。

 フィットネスクラブ運営のRIZAPグループは18年4月、J1の湘南ベルマーレの経営権を取得した。33%出資し、筆頭株主の三栄建築設計と共同出資で新しい会社を設立。三栄は保有する株式を共同出資会社に現物出資するほか、ベルマーレが実施する第三者割当増資を共同出資会社で引き受けた。RIZAPは共同出資会社を通じ、ベルマーレの株式を議決権ベースで50%保有し孫会社にした。

BusinessJournal編集部

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