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「早寝早起き」は忘れなさい!たった1週間で睡眠の質と仕事の生産性を劇的に改善する方法

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「早寝早起き」の勘違い

 しかし、ここで大きな問題が生じます。あなたが、いつものネットの時間を半分にして、いつもより1時間早く床に就いたとします。それにもかかわらず、眠ることができずに結局、寝るまでに1時間を過ごしてしまうかもしれません。もしかしたら、眠れないと焦ることで、かえって普段より眠りに就くのが遅くなってしまうことも考えられます。

 そうなってしまう理由は、「就寝時間は起床時間によって決まる」ことにあるます。

 人は朝起きて光を浴びた時に体内時計がリセットされ、一日の活動が始まります。そして、睡眠を誘発するホルモンは、起床後16〜17時間後(個人差あり)に分泌されるのです。

 筆者は「上級睡眠健康指導士」という資格を持っています。この資格の講座を運営している「日本睡眠教育機構」の睡眠改善の授業では、まず「みなさん、早寝早起きという言葉を忘れてください」という指導から始まります。そして「人は早寝早起きはできない、できるのは“早起き早寝”だけである」と続きます。

早寝早起き」という言葉があまりに一般化しすぎて、睡眠改善するとなると、ほとんどの人が「早寝早起き」をしようとします。

「早寝」は比較的チャレンジしやすいのですが、「早起き」はその何倍も大変です。しかし、「早起き」を先に挑戦すれば、結果的に睡眠改善の早道となるのです。

「早起き」の難関をクリアしても、その後、日中は普段よりかなり眠く、生産性が低くなることも少なくありません。しかし、ここで「仮眠」や「うたた寝」をしてしまうと元に戻ってしまいます。

 筆者が多くの人の睡眠改善をサポートしてきた経験上、初日がもっとも大変で、2~3日はかなりつらい状態が続きますが、その後は少しずつ体が慣れてきます。おおよそ1週間で新しい睡眠パターンに馴染むことができるようになります。

 この事実を知らなければ、「自分には新しい睡眠パターンが合っていない」と誤解し、チャレンジをやめてしまうのです。

 今回のポイントは、人は“早起き”からしか睡眠改善できないので、つらくてもそこから始めること。さらに、体内リズムが変わるのに約1週間かかるという事実を知ることです。

 この2つを覚えておけば、睡眠改善する成功確率が格段に上がり、ビジネスの生産性が飛躍的に向上することは間違いありません。
(文=角谷リョウ/Lifree株式会社・取締役、パーソナルトレーナー)

角谷リョウ(Lifree株式会社 取締役)
1996年神戸市役所を退職しパーソナルトレーナーに転職する。その後、神戸・大阪に、短期ダイエットジムを立ち上げ、リバウンドしない身体づくりを実現する「カラダづくり習慣化メソッド」を開発する。2012年からは「見せるカラダ」ではなく「人生の質(QOL)を高めるカラダ」にコンセプトをシフトし、これまで3000人以上のクライアントの、仕事とプライベートのパフォーマンス向上を実現している。

 著書に『エグゼクティブを見せられる体にするトレーナーは密室で何を教えているのか?』(ダイヤモンド社)、『鍛えていないと稼げません』(WAVE出版)がある。

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