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『下町ロケット』に「前作と内容同じ」「いい加減飽きた」と酷評続出…新作制作に疑問も

文=絢友ヨシカ/ライター
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『下町ロケット』に「前作と内容同じ」「いい加減飽きた」と酷評続出…新作制作に疑問もの画像1「Gettyimages」より

 阿部寛が主演を務める今クールの連続テレビドラマ『下町ロケット』(TBS系)の第1話が14日に放送され、平均視聴率は13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)となった。

 池井戸潤原作の人気小説が原作になっており、2015年にドラマ化されると、最終回では平均視聴率22.3%を記録する人気ドラマに成長。今回の続編も楽しみにしていた人が多かったようだ。

 父親の残した町工場「佃製作所」を受け継ぎ、社長となった佃航平(阿部)は、帝国重工の純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」や、新型人工弁開発の「ガウディ計画」を成功させたというのが、前シリーズまでの話。

 しかし今シリーズでは、帝国重工の社長交代によってスターダスト計画が打ち切りになる可能性が浮上し、佃製作所は早くも岐路に立たされてしまった。そのうえ、帝国重工宇宙航空開発部部長・財前道生(吉川晃司)も去ることになってしまった。

 そんななかで佃は、殿村直弘(立川談春)の父が倒れたため、急遽、山崎光彦(安田顕)と一緒に農家である殿村の実家を訪れる。そのときに目にしたトラクターに興味を持った佃は、突然トラクターに乗り込むと、作業ムラができていることに気がつく。そして、これをキッカケに農耕機用のトランスミッションの開発に挑戦することになったのだった。

 そこで新規事業の道を切り開くために、ギアゴーストを訪れる。そして、ギアゴーストとパートナーを組むことになり、新たな一歩を踏み出すというところまでが放送された。

 これぞ「日曜劇場」「池井戸劇場」という展開で、視聴率的にはまずまずの好スタートとなったが、一方では昨年10月期に放送されていた『陸王』(同)と似過ぎているとの声が続出。

『陸王』が放送されたときも『下町ロケット』のキャストとかぶっていると話題になっていたが、今回もギアゴーストの建屋が『陸王』の「こはぜ屋」と同じなのではないかと指摘する声も。

 そのため、SNS上では「下町ロケットと陸王の記憶がごちゃ混ぜになってて、人間関係やストーリー、俳優が分からなくなってる」「登場人物とかいろいろ、陸王と混ざって思い出せない」「下町ロケットと陸王が、ごっちゃになってる」という声が多数噴出。「もはや前シリーズの内容が思い出せない」といった声も多く出ているようだ。

 このほかにも、「ご都合主義満載のワンパターン」「視聴者もいい加減飽きてる」「前作と内容が同じ」「感動のゴリ押し」「いい加減、半沢直樹の成功体験をしつこく繰り返すのは止めるべき」とマンネリ化にウンザリする声や、わざわざ新シリーズを制作する必要性があったのかを疑問視する声も聞かれる。

 とはいえ、もともと『日曜劇場』で放送される池井戸原作ドラマにはファンが多くついており、今後も安定した視聴率がとれる見込みはあるだろう。さらに今作は、ひとクセもふたクセもある新キャラクターたちも登場しており、前シリーズ以上に一波乱ありそうな展開にも期待が集まる。

 果たしてこれからどうなっていくのか。第2話を楽しみに待ちたい。
(文=絢友ヨシカ/ライター)

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