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井戸美枝「100歳まで生きる 新しいお金との付き合い方」

受け取る年金を増やす方法…受給開始遅らせ最大1.4倍、年下配偶者いると損の恐れも

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「Gettyimages」より


年金を増やす方法とは


 前回は「何歳まで生きるか、わからないからこそ、年金は頼りになる存在である」と、お話ししました。ただ、年金と一言でいっても、それぞれの働き方によって、加入する・加入できる年金制度は異なります。

日本の年金制度

 フリーランスや自営業者の人は「第1号被保険者」といい、加入が義務付けられているのは「国民年金(老齢基礎年金)」のみ。「国民年金基金」や「iDeCo」は、任意での加入となります。

 会社員や公務員として働く人は「第2号被保険者」にあたり、「国民年金」に加えて「厚生年金」にも加入します。「企業年金」や「企業型確定拠出年金」を設けている会社もあり、これらは退職金としての役割を担っているケースが多いですね。企業年金の規約によりますが、iDeCoに加入することもできます。

 その「第2号被保険者」に扶養されている配偶者(年収130万円未満)を「第3号被保険者」といいます。保険料の本人負担はありませんが、65歳以降に「国民年金」を受け取ることができます。

 実は、これらの年金は増やすことができます。本稿では、「国民年金」と「厚生年金」の増やし方をみてみましょう。iDeCoや企業型の確定拠出年金は、仕組みが異なりますので、次回以降にご紹介します。

年金を増やす方法1:できるだけ長く加入する


『100歳までお金に苦労しない 定年夫婦になる!』(井戸美枝/集英社)
 年金を増やす方法のひとつめは、「できるだけ加入期間を長くする」。つまり「できるだけ保険料を納める」です。国民年金は、20歳から60歳までの最大40年間、加入できます(※)。一方の厚生年金は、最大70歳まで加入することができます。どちらの年金も、加入期間が長ければ長いほど、支給額は増えます。

 当たり前のことではないか、と思った人もいるかもしれません。ですが、「未納期間」といって、保険料を納めていない期間があると、将来受け取る年金が減ってしまいます。未納期間は、直近の2年以内の分しか納めることができません。そもそも、国民年金を受給するには、120カ月(10年間)の加入期間が必要でもあります。

 会社員の人であれば、毎月のお給料から年金保険料が天引きされています。原則、未納期間はないと考えて良いでしょう。ただし、転職や退職の際に会社に勤めていない期間があれば、その間は自分で保険料を納める必要があります。

 注意したいのは、フリーランスや自営業の人や、20歳以上の学生の人です。これらの人は、常に自分で保険料を納める必要があります。

(※)原則60歳までの加入となりますが、加入期間が40年に満たない場合は、65歳まで任意加入することもできます。

受け取る年金を増やす方法…受給開始遅らせ最大1.4倍、年下配偶者いると損の恐れものページです。ビジネスジャーナルは、連載、iDeCo年金追納制度の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

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