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沢田研二、テレビ界で干されていたのか? 数多ある自身の名曲を「歌えない」理由

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『A Saint In The Night』(沢田研二)

「契約上の問題」を理由に今月17日、さいたまスーパーアリーナでの公演を開演直前にキャンセルし、物議を醸した沢田研二。翌18日には横浜市内にある自宅前に集まった報道陣に自ら対応し、開演前に所属事務所とイベンターから、当初9000人と聞いていた集客が実際は7000人だったと知らされたことが理由だと説明した。さらに、リハーサル時に客席を潰しているブロックが目立つことに腹を立てたと語り、「客席がスカスカの状態でやるのは酷なこと。『ライブをやるならいっぱいにしてくれ、無理なら断ってくれ』といつも言ってる。僕にも意地がある」と釈明した。

 この沢田の対応をめぐっては、芸能界内外から賛否の声が上がっているが、沢田が過去にもコンサートをドタキャンしたことがある点や、コンサートでヒット曲を歌わないことについて、“ファン軽視”などと厳しい声が上がっていることも事実である。

 だが、沢田の意思ではどうにもならない問題があると週刊誌関係者は言う。

「『勝手にしやがれ』や『時の過ぎゆくままに』『TOKIO』といった誰もが知っている数々のヒット曲の版権は、沢田が1984年まで所属していた大手芸能事務所が持っているのです。それらを歌う場合、いちいち了承を得て使用料を支払わなければいけないということが、大きなネックになっているのです」

 その元所属事務所と沢田の関係も、事情を複雑にしているという。

「沢田は1985年に個人事務所を立ち上げて復帰するまで、半年ぐらい休養した時期があります。元事務所との関係性もあまり良好でないまま活動を再開させ、その後も俳優として映画などに出ることもありますが、本業である歌手としては露出は激減し、業界では“干された”という見方をする向きも多いです。元事務所が大手なだけに、配慮して多くのメディアが沢田の起用を控えたのです。

 さらに今では、沢田は反原発運動に傾倒し、曲もそういった政治的色合いが濃いものが多い。最新アルバムの収録曲にも『核なき世界』といったタイトルもみられますが、そうなるとメディアはますます使いづらい。とはいえ、ただでさえファンも高齢化でライブに足を運びにくくなっているなか、70歳になった今でも一公演で7000人の客を集め、半年以上におよぶ全国ツアーをできるのですから、これはすごいことだと思いますよ」(同)

 沢田は21日の大阪府内のコンサートでドタキャン騒動を謝罪した際、「あと10年はがんばりたい」と語ったが、やはり“永遠のスーパーヒーロー”なのかもしれない。
(文=編集部)

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