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西山美紀「貯蓄スキルの高め方」

今さら聞けない「ネット銀行」のメリット&デメリット…始めるための5つのステップ

文=西山美紀/マネーコラムニスト

 また、ネット銀行にはそれぞれ特徴があります。たとえば、「そのうちネット証券で投資をしてみたい」と思っている人は、証券会社と結びつきの深い住信SBIネット銀行や楽天銀行、大和ネクスト銀行を選ぶのもいいでしょう。セブン-イレブンによく行くならセブン銀行、イオンを利用しているならイオン銀行(セブン銀行とイオン銀行は自行のATMがあります)、セキュリティを重視したいならジャパンネット銀行、定期預金や外貨預金など幅広く利用したいならソニー銀行を選ぶのも手です。

 ネット銀行の口座を開設するには、ウェブ上で申し込んで本人確認資料のコピーを郵送するケースのほか、ウェブ手続きのみで郵送は不要、アプリから資料の写真をアップロードする、キャッシュカードを受け取るときに身分証明書を見せればOKというケースなど、さまざまです。いずれも、銀行の店舗に出向く必要はありません。

ステップ3 新しいパスワードを考える

 ネット銀行を使う際に、命綱ともいえるのが“パスワード”です。店舗型銀行では、印鑑と4ケタの数字を大切に扱うと思いますが、ネット銀行では複数のパスワードを大切に扱いましょう。

 基本的にネット銀行では、ログインパスワードといってウェブ通帳を見るために必要なパスワードがあります。振り込みの際には、新たに暗証番号や秘密の言葉、「乱数表」という手持ちのカードから指定された番号を入れます。また、前述したトークンやスマホアプリでワンタイムパスワードを表示させて、その番号を入力するというケースも多いです。

 ネット銀行のパスワードは、普段さまざまなネットサービスで使っているパスワードとは別のものにして、セキュリティを高めましょう。うっかり忘れることのないように、自分だけが知っている場所に手書きでメモをしておくのがおすすめです。

ステップ4 セキュリティをしっかり意識する

 ただし、パスワードをどれだけ厳重に管理していても、たとえばスパムメールが届いて、そこから偽サイトにアクセスし、うっかりパスワードを入力してしまっては元も子もありません。不正出金の被害に遭わないように、一人ひとりの自衛の意識が必要です。

 そのため、ネット銀行を利用する際は、届いたメールのリンクからサイトに飛ぶのではなく、毎回正しいURLからサイトを見るようにしましょう。

西山美紀/マネーコラムニスト・ファイナンシャルプランナー

西山美紀/マネーコラムニスト・ファイナンシャルプランナー

出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。単に貯蓄額を増やすのではなく、うるおいのある毎日のためのお金の使い方・貯め方について発信。Oggi、ミモレ、マリソル、LEE、日経DUALなどの女性誌・WEB等でマネーコラム連載、取材・執筆・監修等。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)、『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる!お金の増やし方』(主婦の友社)等。

Twitter:@writerN1225

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