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「腕に貼るパッチ型ワクチン」が、インフルエンザの予防接種に一大レボリューションを巻き起こすかもしれない。そんな夢のような研究がある。
米アレルギー感染症研究所(NIAID)のDarrick Carter氏らの研究グループは、注射針を使わず、腕に貼るだけで微小の針(マイクロニードル)から接種できるパッチ型のインフルエンザワクチンを開発し、その臨床試験の成果を『Science Advances』2018年9月12日号にて発表した。
発表によれば、アメリカなどではインフルエンザワクチンは筋肉注射が一般的だが、パッチ型のワクチンであれば、筋肉注射は不要だという。なお、日本のインフルエンザワクチンは皮下注射である。