自宅マンションは独身のうちに買いなさい…10年タダで住んで売却益も生む「7つの法則」
文＝中村未来／清談社
「賃貸に10年間住めば、支払う家賃の総額は1000万円にもなるでしょう。資産性の高い物件を買って住み続け、値上がり後に売却すれば、実質的に家賃ゼロで利益も出ます。私自身、『自宅はタダで住むもの』と思っていますが、家活で成功される方も、だいたいそういった考え方ですね。10年が目安ですが、それまでに買い替えることになったとしても、必ず儲かるようにする。それは実際にできますし、実行している人もたくさんいます」（同）
マンション購入の「7つの法則」
では、沖氏の言う「売れる物件」とは、いったい何を指すのか。本書の後半に、そのヒントがある。「独身向けマンション購入7つの法則」というかたちで、「タイミング」「エリア」「間取り」などが挙げられているのだ。ただし、それらをすべてクリアする必要はないという。
「すべてをクリアする物件となると億ションになってしまうので、それは現実的ではないでしょう。条件は大事ですが、ややゆるめに考えて、『できるだけ該当するマンション』と考えてもらえればと思います。ただし、なかでもエリアは重要です。人口構成上、今後ファミリー世帯は減っていくので持ち家を買う人も減っていくことは間違いありません。それだけ市場が狭まっていくことになるので、資産性の高いマンションがあるエリアもだいぶ絞られていきます」（同）
結婚して家族ができても、老後単身で暮らすことになったとしても、資産性の高い自宅を持つことがマイナスに働くことは考えづらい。独身の人は、さっそく家活を始めてみるのはいかがだろうか。
（文＝中村未来／清談社）
●「家活」