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『イッテQ』ヤラセ疑惑、国際問題に発展…BPOが報告要請、打ち切り&日テレ全番組調査か

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日本テレビタワー(「Wikipedia」より/FlickreviewR 2)

 8日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の“ヤラセ”疑惑を報じた件について、ついにラオス政府が動き出した――。

 ヤラセの疑惑が浮上しているのは、お笑い芸人の宮川大輔が世界の過激な祭りに参加するという人気コーナー「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」。5月20日放送回でラオスの「橋祭り」が取り上げられたのだが、そのような祭りは存在せず、『イッテQ』がでっち上げたと報じられている。

 これに対し日テレは8日、「企画は、現地からの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、また、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません」と説明。さらに、「この催しについて、コーディネート会社から、ラオスでは村単位で開催されているという説明はあったものの、今回放送した会場での開催実績を十分に確認しないまま作業を進めてしまいました。結果、この会場で初めての開催であった『橋祭り』を、放送では毎年行われているかのような、誤解を招く表現となりました」と謝罪した。

 そして9日には、舞台となったラオスの政府が対応を協議していることが判明。ラオス情報文化観光省の関係者はフジテレビの取材に対し、「(『橋祭り』は)ラオスの祭りでも文化でもない」とコメントし、政府内で対応を協議中であることを明かした。また、同日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)は、在日ラオス大使館の「そんな祭りはない」との見解を紹介し、問題となっている『イッテQ!』のロケに関与したタイのコーディネート会社に取材した結果、番組サイドが「橋祭り」の参加者に賞金を渡していたことがわかったと報じた。

 テレビ局関係者は語る。

「第一報を受けて開かれた日テレの幹部会は制作会社を呼び出し、ヒヤリングを行ったところ、ヤラセは否定できないと判断され、現地コーディネート会社に責任をなすりつけることで事態の収拾を図ろうとしました」

 実際に8日に発表された日テレの見解では、「現地コーディネート会社からの提案では」「コーディネート会社から、ラオスでは村単位で開催されているという説明はあった」「企画は、現地からの提案を受けて成立したもの」などと、多くの箇所で現地コーディネート会社の存在に触れられている。

「日テレにとって想定外だったのは、フジテレビとテレビ朝日がラオスで現地取材まで行い、さらにラオス政府にも取材して大々的に報じていることです。キー局はお互いに傷をほじくり返して痛い思いをしないためにも、よほどの事件にもならない限り、他局のスキャンダルを大きく報じないという紳士協定がある。そのため日テレとしては、強く否定すればそれほど後追い報道もされずに逃れられると考えていたフシがあります。さらに、まさかラオス政府が動き出すとまでは考えていなかったでしょう。ラオス政府としても、日本の大手テレビ局からたて続けに正式に見解を問われれば、無視するわけにはいかず、きちんと調査する方向になったのでしょう」(同)

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