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安倍首相、盤石な支持率の裏に「質問に答えない」応酬話法…トップセールスマンの技法

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『禁断の説得術 応酬話法』(村西とおる/祥伝社新書)

 安倍晋三首相の話し方は、滑舌が悪い、話をそらす、質問に答えていないなどと、多くの言論人からは不評である。一方で、それでも安倍政権の支持率は3~4割台と、岩盤のように固い支持があることも事実である。なぜ安倍首相はあの話し方で支持されるのか。

滑舌は悪くても、支持される独特の話法


 先日の自民党総裁選で安倍総裁3選が決まった直後、本人が記者会見を行った。その記者会見を見ていると、独特の話法であることに気づいた。話が論理的でもなく、わかりやすくもないが、なぜか頭の中にすんなりと入っていき、気をつけていないと、うなずかされてしまうという珍妙な話法である。
 
 これは大学の教授やジャーナリストは決して使わず、野党の政治家も使わない、たいていの与党の政治家も使わないものの、トップセールスパーソンが使用する話法である。応酬話法という。

 応酬話法とは何か。『禁断の説得術 応酬話法』(村西とおる/祥伝社新書)には次のように書かれている。

「応酬話法とは、一言で言えば、お客さまから投げかけられる疑問・質問・反論に答えるためのセールストークのことです。実は、お客さまの反応には一定の型があり、その型ごとに答えを用意するのです。誤解されやすいのですが、けっしてお客さまを論破するものではありません。むしろ、お客さまに自然に納得していただく、『ノー』と言わせない説得術です」

 論破した側は気持ちいいかもしれないが、論破された側は決してそのことを快く思わず、むしろ一生恨むということもある。安倍首相は決して、議論において人を論破しようとすることはなく、自然なかたちで自分の土俵に引き入れ、支持者ではないような人からも反発を浴びないようにする。

 安倍首相を批判する識者などが安倍首相を論破するかのような言動は各メディアやSNSでよく見られるものの、それらの言動は安倍首相支持者からは嫌われ、中間的な人たちからは「感じが悪い」とされる。
 
 そのあたりの状況を見て、安倍首相は独特の応酬話法を使う。「話をそらす」「質問に答えない」などの批判も、普通の人に自然に納得してもらうための技術なのである。

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