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米大リーグで日本人選手差別…田中将大に「Chink」、ダルビッシュに「切れ目」しぐさ

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謝罪するエクトル・ベラスケス投手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
 熱戦が繰り広げられている「2018 日米野球」に水を差すような事態が起きた。


 メジャーリーグオールスターの一員として来日しているボストン・レッドソックスのエクトル・ベラスケス投手がインスタグラムで不適切な投稿を行い、11月13日の試合前に謝罪したのだ。

 ベラスケス投手は12日に広島平和記念公園を訪れ、原爆ドームやその周辺を撮影した動画に「Atomic bomb(原子爆弾)!」の文字と爆弾のマークを添えて投稿したという。これがインターネット上で批判の対象となり、ベラスケス投手は「日本のみなさまだけでなく、すべてのみなさまに申し訳ないと伝えたい。(故郷である)メキシコの知り合いに写真、ビデオを通して伝えようと思ったけど、伝え方を間違えました」と頭を下げて謝罪した。

 また、同席したMLBアジア太平洋地区担当副社長のジム・スモール氏も「日米野球の主催者として、このようなことがあったことをお詫びしたい。ベラスケス選手も後悔しているし、決して広島の方々に対して間違った意図をお伝えしているわけではないことを再度申し上げたい」と釈明している。

 折しも、今は韓国のアイドルグループ「BTS(防弾少年団)」の“原爆Tシャツ”騒動が国際問題化しつつあるだけに、ベラスケス投手の炎上も大きな注目を浴びている。一方で、ベラスケス投手の謝罪はBTSの所属事務所が謝罪文を発表するよりも早かったために、インターネット上では「確かにまずかったけど、謙虚さが感じられる」「韓国の某グループよりまし」「日本を侮辱する意図はなかったと思う。あのTシャツとは意味合いが違う」「本人が直接謝ったぶん、誠実では」といった声があがっており、相対的にベラスケス投手の株が上がる事態ともなっている。

 ただし、メジャーリーグでは日本人選手に対する不適切な扱いが、過去にも見られるのが実情だ。

 今年10月には、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手に対して、試合を中継していたテレビ局の解説者が中国人や東アジア人を表す英語の差別的表現とされる「Chink」と発言し、「言葉の選び方が不適切でした」と謝罪に追い込まれた。田中投手に対しては、昨年もテレビ局の解説者が「(英語の)野球用語を覚えろ」と発言し、「人種差別だ」などと批判を浴びて謝罪している。

「昨年のワールドシリーズでは、ヒューストン・アストロズのユリエスキ・グリエル選手がロサンゼルス・ドジャースのダルビッシュ有投手からホームランを打った際、ベンチで両目尻を引っ張るようなしぐさを見せた上に、アジア人を侮辱する意味合いの『チニート』というスペイン語を発したことが『アジア人差別』『侮蔑行為だ』と大バッシングを受けました。

 また、シアトル・マリナーズのイチローも、過去に観客から暴言を受けた経験や、アイスやコインを投げつけられて頭に当たったこともあることを明かしています。ヤンキース在籍時には、イチローのバッティングについてテレビ局の解説者が『(バットは)チョップスティック(箸)』と表現して、同様に『差別的な表現だ』と批判されました」(スポーツライター)

 思わぬところで注目を浴びてしまったベラスケス投手だが、プレーでも強烈な印象を残してほしいものだ。
(文=編集部)

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