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作業着専門店「ワークマン」、女性客殺到でブームに…圧巻の高機能&低価格

文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント

プロ作業員向け商品がバイクユーザーなどの間で拡散

 実は、ワークマンプラスで扱っている一般消費者向け商品は当初、プロの作業員向けに販売していたものだったという。ところが、それらを一般的な用途で使う人が現れるようになり、そのことがSNSなどで拡散、そして人気が出るようになったため、2年半ほど前からそれらの商品を一般消費者向けにブランド化、全国のワークマン800店超で売り出すようになった。それらの売上高は右肩上がりで伸び、2018年3月期は前期から倍増となる60億円を売り上げたという。今期(19年3月期)は前期の2倍生産し、売上高は前期から倍近い115億円を見込んでいる。

 ワークマンのプロ向け商品が一般的な用途で使われた例として、屋外で作業する作業員が雨天時に着るための防水防寒ウェアを、バイクユーザーが運転時に着用するようになったことがある。それがSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などで拡散され、バイク用としての評価が高まったことから、バイクユーザー向けの機能を追加したバイク専用ウェアを開発するに至ったという。

 たとえば、バイクユーザー向けのレインスーツ「バイカーズ」は、従来品と比べ生地の強度や耐水性を強化したほか、股下の長さを10センチ長くして裾から雨が入るのを抑えるようにしたり、首回りから雨が入るのを防ぐネックガードを付属で付けるなど、バイクユーザー向けの機能を強化した仕様になっている。

 このようなバイク用途のほか、釣りや登山、スポーツなどの用途でも使われるケースが目立つようになっていった。そこでワークマンは、レインスーツの「イージス」、アウトドア向けの「フィールドコア」、スポーツ向けの「ファインドアウト」の3ブランドを一般消費者向けに強化していった。どれも売り上げは好調だという。釣り用のブランド「イージスオーシャン」は毎年、販売してからわずか1カ月で完売になるほどの人気があるという。

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