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大阪・富田林署“逃走事件”容疑者の「能力の高さ」の秘密

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正解のないWEBマガジン~wezzyより】

法社会学者・河合幹雄の「法“痴”国家ニッポン」

 まずは容疑者の人物像について。富田林署から遁走した際の手際のよさや、なかなか警察の網にかからない逃走の巧みさから、私は当初、これは“プロの犯罪者”かもしれない、という印象を抱きました。プロといっても、いわゆるわかりやすい“犯罪者”とはまた別の人種です。

 普通に暮らす大多数の市民にはなかなか信じがたいことでしょうが、犯罪を半ば生業とし、窃盗などを繰り返しながら生きている人間が、わが国にも少なからず存在します。彼らは、例えば窃盗においては、被害者も盗まれたことに気づきにくい程度のギリギリの金額だけ盗むなどの巧妙なやり方で、なかなか尻尾を出さず、市民社会からは不可視の存在。もし樋田容疑者がその類いなら、逃げおおせてしまうことも十分にあり得た。犯罪で生活していく以上、普段から協力してくれる仲間や逃走ルートを確保していて不思議はないからです。

 しかし、逃走中に助力を求めた知人によって逆に警察へ通報されたり、最終的に山口県周南市の道の駅で万引きGメンの手であっさり御用となったりしたところを見ると、どうやら私のその見込みは外れていたようです。

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