ビジネスジャーナル > エンタメニュース > 『中学聖日記』有村架純がJKを秒殺
NEW

『中学聖日記』アラサー女教師・有村架純が生身のJKを秒殺!村川絵梨は何者なのか?

文=吉川織部/ドラマウォッチャー
【この記事のキーワード】, , , , ,

 有村架純が主演する連続テレビドラマ『中学聖日記』(TBS系)の第7話が20日に放送され、平均視聴率は前回から0.7ポイント減の6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。

 このドラマは、婚約者がいながらも、自分が担任する中学校の男子生徒・黒岩晶(岡田健史)に心惹かれていく教員・末永聖(有村)の禁断の恋を描く物語として始まった。だが、2人の不適切な関係はやがて学校にバレてしまい、聖は学校を去ることに。晶ともそのまま別れ、3年の月日が流れた。現在は小さな町で小学校の教員として再起を図っていたが、運命が再び2人を引き寄せていく。

 第7話では、互いに居場所を知らなかった聖と晶が3年ぶりに再会してしまうまでのいきさつを描いた。とはいえ、ロマンチックな胸キュン展開というよりはツッコミどころの多い展開で、視聴者の笑いを大いに誘った。

 晶が聖の居場所を知ったのは、同級生が電話で知らせてきたから。晶の現在の彼女・岩崎るな(小野莉奈)が、ほかの同級生にペラペラと話していたのを盗み聞きしたからだった。なかなかの偶然だが、ここはあえて無視しよう。るなはこの時、聖が意外と近くにいてまだ教師をしていることをあえて晶に知らせるのだと同級生たちに宣言する。「内緒にしてるのってフェアじゃない」「だって生身のJKだよ。アラサー女教師に負けると思う?」と自信満々である。女として聖に勝ったという実感が欲しいようだが、負けフラグを立てまくる女子高校生の姿に、笑いがこみ上げる。

 だいたいにして「生身のJK」だから勝てるという発想がおかしいのだ。女子高校生をありがたがるのはおじさんであって、男子高校生はどちらかというと年上のお姉さんにあこがれるものである。結局、この会話がアダとなったのだから、るなにとっては“残念”というほかない。

 晶はこの後、るなとのデート中に同級生からの電話とメールで聖の居場所を知り、るなを置き去りにして一目散に駆け出す。生身のJK、大惨敗。結局、この時は聖に会えなかったが、後日になって偶然再会した。迷子の女子小学生を見つけて一緒に歩いていたところ、探しに来た聖とばったり出会ったのだ。これには意表を突かれたし、そんな展開を大まじめに繰り広げる脚本にも笑った。

 視聴者からも「そんな偶然、あってたまるか」「黒岩、どこで何してたんだよ」「誘拐と間違えられるぞ」など、ツッコミの嵐が殺到した。晶の住んでいる場所と、聖が勤める小学校と、迷子が見つかった場所の位置関係は、劇中であまりはっきりと描かれていないが、少なくとも電車に乗って移動する必要があるほどには離れているらしい。だが、ここまで強引な展開に振り切ってくれると、見ているこちらも「笑ってツッコミ入れればいいんだな」と割り切れるので、おおらかな気持ちでいられる。

 さて、3年ぶりの再会で何かが起こるかとも思われたが、聖はやはり多少は懲りているのか、晶を拒絶してそのまま帰らせた。さすがに3年たったら、少しは成長したのかもしれない。だが、このまま2人が離れ離れになってしまってはドラマが成立しない。案の定、翌朝出勤しようとする聖の前に晶の母・愛子(夏川結衣)が現れた。愛子はかつて我が子を惑わせた聖をいまだに許すことができず、ましてや教師を続けているなどもってのほかだと息巻いているのだ。うーん、このまま放っておけば自然消滅しただろうに、愛子が焚きつけることによって、逆に聖と晶の仲が再燃するように思えてならない。

 第7話では、このほかにも、聖の元婚約者・川合勝太郎(町田啓太)と上司の原口律(吉田羊)がわけのわからない恋の駆け引きを繰り広げたり、娘をネグレクトしている橘美和(村川絵梨)が職員室に乗り込んで大暴れしたりと、ネタとしておもしろい展開が目立った。美和は第6話から登場した新キャラだが、何があっても悪びれず、むしろ周囲の人々をたぶらかして操ろうとする悪女であり、村川のケレン味たっぷりな演技も相まって興味をそそられる存在になっている。

 高校生になった晶と、過去を断ち切って前に進もうとする聖との物語は、どこへ転がっていくのかいよいよわからなくなってきた。この2人の恋愛ドラマとしてはかなり微妙な作品になっているが、どんどん広がっていく話をどうまとめていくのかが楽しみだ。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

『中学聖日記』アラサー女教師・有村架純が生身のJKを秒殺!村川絵梨は何者なのか?のページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、, , , , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!