
女優の中谷美紀がドイツ人の音楽家と結婚し、大きな注目を集めている。2年間の遠距離恋愛を実らせた2人に祝福の声が巻き起こっている一方で、女優と音楽家の結婚に“不安の種”を感じ取っている人もいるようだ。
27日に中谷の所属事務所を通じて発表されたお相手は、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のビオラ奏者であるティロ・フェヒナー氏だ。中谷はマスコミ各社に結婚を報告する直筆の文書を送ったほか、27日には自身のオフィシャルサイト内でも詳細を綴っている。結婚を機に中谷は拠点をオーストリアに移すものの、仕事についてはこれまで通りこなしていくという。
本来なら祝福されるべき結婚だが、表現者同士の結婚という点に不安を覚える人も。夫の活動に配慮して拠点を移すとはいえ、中谷は日本での仕事を続けるため“すれ違い”を心配する声もある。
芸能人と芸術家の夫婦が離婚に至るケースはこれまでにもあり、たとえば女優・美村里江(旧芸名:ミムラ)もそのひとり。美村は2006年に指揮者・金聖響氏と結婚したものの、“多忙によるすれ違い”が原因で2010年に離婚している。また歌手の宇多田ヒカルは、2002年に写真家で映像作家の紀里谷和明氏と結婚。宇多田のCDジャケット写真やPVを多く手がけて二人三脚の活躍を見せたが、2007年に離婚に至った。
女優の中山美穂は、対談がきっかけで作家・ミュージシャンの辻仁成氏と2002年に結婚。2人でフランス・パリに移住して長男を授かったが、2014年に離婚が成立し親権は辻へ渡ることに。ほかにも、俳優の西村和彦は2006年に書家・國重友美さんと番組共演をきっかけに結婚。しかし2012年に國重さんが創作活動の拠点をアメリカに移し、遠距離夫婦生活が続いていた2015年に離婚している。
別れた芸能人・芸術家夫婦がいるからといって、もちろんすべてが同じ結果になるというわけではない。“美男美女”カップルとしても話題の中谷夫婦に、ネット上では「これほど美しい日本人と外国人夫婦は見たことがない」「生まれた国が全然違うのに出会えるって凄いこと」「お互い忙しいだろうけど、幸せな家庭を築いてほしい」といった声が。2人の今後を見守っていきたい。
(文=編集部)