米倉涼子主演の連続テレビドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)の第6話が11月22日に放送され、平均視聴率は前回より1ポイント減で自己最低の14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
第6話では、塩見一郎(矢部太郎)が3000万円の土地を買うも、騒音がひどく日当たりも悪いということで、青島圭太(林遣都)に相談する。しかし、話を聞いてみると土地の名義は婚約者の名前になっており、その婚約者は音信不通。結局、結婚詐欺であることが判明する。
その頃、パラリーガルの馬場雄一(荒川良々)も彼女にフラれて落ち込んでいたが、その彼女は塩見の婚約者と同一人物であることがわかる。さらに、馬場も塩見と同じく彼女に大金を貢いでいたようだ。小鳥遊翔子(米倉)は、問題の彼女をサクラとして雇っていた高級婚活相談所・ローズブライダルが詐欺集団であると見て、パラリーガルの伊藤理恵(安達祐実)を潜入捜査員として送りこむ。
伊藤は野村雅也(武井壮)に惚れてしまい、ローズブライダル主催の高額セミナーを受講してしまうが、悪徳な方法で婚活者から金を巻き上げていることを突き止める。
そして、塩見に土地を紹介した業者もデートで使用していた高級飲食店もローズブライダルとグルであることがわかり、訴訟を起こすことに。京極法律事務所はサクラの女性たちから重要な証拠を得ていたが、証拠を手に入れた手段が違法だとして認めてもらえず、敗訴が決定する。
調査の段階から、敵対しているFelix&Temma法律事務所の妨害に気付いていた小鳥遊は、自らの非弁行為をマスコミにリークして世間が裁判に注目するように仕向ける。そして、同じように被害に遭った人たちを集めて集団訴訟を行う計画を立てていたのだった。
一方、Felix&Temma法律事務所では、小鳥遊の動きを調べるように言われていた秘書の中沢淳美(宮本茉由)が小鳥遊の行動を把握できておらず、代表の天馬壮一郎(小日向文世)からセーターの中に赤ワインを注がれる。以前も天馬は中沢の頭にワインをぶっかけていただけに、ネット上では「またワインぶっかけ!」「着衣中にワイン入れるとか変態」「ワインどぼどぼの天馬先生こわい」と話題に。
さらに、今回はFelix&Temma法律事務所に乗り込んだ小鳥遊から、同所の弁護士の海崎勇人(向井理)に向かって“元カノ発言”が飛び出した。また、同所の弁護士の白鳥美奈子(菜々緒)と中沢のどちらが今カノかを問うシーンもあり、長身の美男美女が揃ったシーンに「元カノvs.今カノだ!」「海崎先生が高スペックすぎてモテ男の要素しかない」などの声もあがっていた。
1話完結で進んできた同ドラマだが、詐欺集団のローズブライダルを天馬がかばっているところを見ると、次回以降に大きな動きがありそうだ。
小鳥遊がサラッと口にしていた「ポチ(青島)はダメ、私のだから」という言葉の真相も気になるところではあるが、これからは小鳥遊と海崎の過去の関係、そして京極法律事務所vs. Felix&Temma法律事務所のゆくえにも注目だ。
(文=絢友ヨシカ/ライター)