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貴ノ岩、暴行事件の被害者から一転、加害者に…「解雇処分やむなし」と批判噴出

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貴ノ岩(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 もはや角界にはびこる暴力を根絶することは不可能なのか――。大相撲・幕内の貴ノ岩が、自身の付け人に暴行していた事実が発覚した。貴ノ岩は昨年、日本中を騒然とさせた「横綱・日馬富士暴行事件」の被害者だけに、再び大きな衝撃が広がっている。

 付け人への暴行があったのは、巡業で福岡を訪れていた4日夜のことで、宿舎にある貴ノ岩の部屋で発生。付け人が忘れ物をした際に言い訳をしたとの理由で、貴ノ岩は平手と拳で4、5発殴打したという。5日の巡業会場に付け人が現れなかったことから暴行が判明し、日本相撲協会は同日に急遽、貴ノ岩を東京に呼び戻して事情聴取。貴ノ岩は事実を認めて謝罪しており、警察への被害届提出には至っていない。

 貴ノ岩といえば2017年11月に、横綱・日馬富士(当時)から暴行被害を受けていた事実が明るみに出て注目を浴びた。日馬富士が話をしている最中に貴ノ岩がスマートフォンを操作したことから、立腹した日馬富士がリモコンや素手で貴ノ岩を殴打。貴ノ岩の師匠である貴乃花親方(当時)が被害届を提出したのち、協会も日馬富士の暴行を把握することになった。

 現役横綱が起こした暴行事件は大々的に報道され、日馬富士は責任を取って引退。他方、協会は貴乃花親方が協会に報告せずに被害届を提出したことを問題視し、貴乃花親方も協会からの協力要請を拒むなどして両者の対立が先鋭化した。その後も対立を繰り返し、貴乃花親方は今年9月に退職を表明して貴乃花部屋が消滅、貴ノ岩は千賀ノ浦部屋へ移籍していた。

 元横綱・大乃国の芝田山広報部長は、角界の暴力問題に協会が対処しているなかで発生した貴ノ岩の暴行に「本人に自覚が足りないのでしょう」と苦言を呈した。元関脇・貴闘力忠茂氏は、6日に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)で、「(付け人に対し)感謝の気持ち、ありがとうという気持ちでいれば殴ることはない」と語っている。

 スポーツ紙の記者は、角界にはびこる暴力について、こう語る。

「長らく角界では、厳然たる上下関係がありました。それは年齢や相撲暦などではなく、完全なる実力主義でした。“番付一枚違えば天地の差”といわれ、自分より格上の力士に口ごたえすることなど一切許されず、仮に口ごたえしようものなら殴られるのは当たり前でした。たとえ兄弟子であっても、番付を抜かれれば弟弟子の付け人をしなければならないことも珍しくありません。それでも、上位力士は下位力士や付け人をかわいがり、給金を得たときには小遣いを渡したり食事に連れて行くなど面倒を見るといった関係を構築するのが慣わしでした。それが最近は、弟子同士の関係が“なあなあ”になり、上位力士に絶対に逆らってはいけないという暗黙のルールは壊れつつあるようです。

 しかし、上下関係が厳然としてある以上、上位力士は格下の者に対して尊大になる関係は変わりません。そうすると、昨今の社会の流れを受けて“暴力はダメ”といったところで、密室などの環境下で暴力が振るわれる可能性はなくならないでしょう。大相撲という組織がピラミッド型の階層社会である以上、この状況を劇的に改善するのは困難なのかもしれません」

 貴ノ岩の暴行が報じられると、インターネット上でも批判の声が溢れ返り、「何があっても暴力はいけない。貴ノ岩は解雇処分を受けても仕方ない」「横綱が引退するきっかけの被害者自身が加害者になるとは、本当に情けない」「元貴乃花親方の顔に泥を塗る愚行」といった意見が相次いだ。

 落語家の立川志らくは6日放送の『ひるおび!』(TBS系)に出演し、貴ノ岩について「こんな大馬鹿者はいない」と断罪。協会は貴ノ岩に、どのような処分を下すのだろうか。
(文=編集部)

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