
12月9日放送のドキュメンタリー番組『情熱大陸』(TBS系)で乃木坂46・齋藤飛鳥への密着取材の様子が放送される。取材初日から「なんで白石麻衣や西野七瀬への密着ではなく、私なんですか?」と疑問を口にしたという齋藤だが、近年の目覚ましい活躍で大きな注目を集めているのも事実だ。
13歳で乃木坂の1期生として加入した齋藤は、1stシングル『ぐるぐるカーテン』から選抜メンバー入りを果たす。その後はたびたび選抜から外れることもあったが、苦境も経て2016年の15thシングル『裸足でSummer』では初の単独センターを勝ち取っている。
現在20歳の齋藤は“アイドル界一の小顔”と称されており、マスクをつけると顔がほとんど覆われてしまうほど。身長は158cmと高いとはいえないが、8頭身のスタイルを生かしてモデルとしても活躍しており、15年に女性ファッション雑誌「CUTiE」(宝島社)の初専属モデルに抜擢された。同誌を卒業した後は、同じくファッション誌の「sweet」(同)のレギュラーモデルとして活躍中だ。
また、近年は女優活動も目立ち始め、今年10月にはヒロインを務めた映画『あの頃、君を追いかけた』(キノフィルムズ)が公開されたばかり。少しお堅い性格ながら凛としたたたずまいの早瀬真愛役を演じきり、女優としての評価を高めた。
アイドル・モデル・女優と幅広い活躍を見せるなかで、ファンは齋藤の“毒舌”ぶりにも注目しているようだ。サッパリした性格だという齋藤は、テレビ番組やライブ会場で毒舌をリクエストされることが多い。
14年のクリスマスライブでは、ファンをキュンキュンさせる言葉を投げかける際に「どうせお前ら、クリスマス過ごす相手いねぇだろ!」と叫び、その頃から毒舌キャラとしてブレイクした。今年7月に行われた「乃木坂46 6th YEAR BIRTHDAY LIVE」でも、土砂降りの野外ライブでステージ上には水たまりができていたこともあり、「この水蹴ると、前のほうのファンの方まで届きそうなんですよ」「そういう楽しみ方もできるなって」とドS発言を放って喝采を浴びた。
ファンからは、「齋藤飛鳥のドSぶりは、もはや彼女の大きな魅力」「悪意ある毒舌じゃないし、何事も真剣に取り組む性格の表れ」と親しまれているようだ。
そんな毒舌ぶりを逆手に取ったCMが「スニッカーズ」の「毒舌アイドル篇」だ。男子大学生たちがゲームで盛り上がるなか、そのなかのひとりが空腹のあまり齋藤のような毒舌キャラに豹変。齋藤は「お前ら、彼女いたことねぇだろ」「どうせお前らまだ……」と暴言を吐き、「今、何言おうとしたんですか!」と焦る男子たちを「フン」と見下す様子が「まさに小悪魔」と話題を呼んだ。
一方で、齋藤が乃木坂メンバーとして初めて『情熱大陸』に出演することが波紋を呼んでいる。ファンの期待は高く、インターネット上には「グループの中でも私生活がほとんど見えないメンバーだから本当に楽しみ」「現在進行形のエースとして気になる」「最近の活躍からすれば納得」といった声が相次いでいるが、一部で「さすがに白石麻衣が先だろう」「生駒里奈ですら出てないのに……」「思わぬ“下剋上”にグループ内でギスギスしそう」との反応もあがっている。
予告映像では「乃木坂に入ってなかったら、相当なクズになってたと思う」とも語っている齋藤。グループの未来を担う彼女がどんな日々を送っているのか、注目したい。
(文=編集部)