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『SUITS』10話で“遅すぎる”盛り上がり…海老蔵ブッ込み&完璧な展開で来週最終回

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 織田裕二が主演を務める連続テレビドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)の第10話が10日に放送され、平均視聴率は前回から0.5ポイント増の10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。最終回に向けて、微増ながらもギリギリ2桁を確保した。

 この作品は、勝つためには手段を選ばない敏腕弁護士・甲斐正午(織田)と、驚異的な記憶力を持つが弁護士資格を持たない鈴木大貴/大輔(中島裕翔)がバディを組み、数々の案件を解決していく弁護士ドラマ。第10話は、甲斐の過去にまつわるストーリーが展開された。

 甲斐はかつて検事として働いていたが、その時の上司・柳慎次(國村隼)に不正の疑いが浮上したことから、最高検の澤田仁志(市川海老蔵)が甲斐のもとを訪ねてきたのだ。澤田は、甲斐が柳の不正について、なんらかの事情を知っているものと踏んで捜査への協力を依頼してきた。執拗に迫る澤田に、甲斐は「協力してほしいなら、検察がつかんでいる状況証拠を開示してくれ」と答える。

 検察から届いた資料を調べた甲斐は、自分が検事時代に担当した殺人事件において、柳が不正を行っていたことを知る。柳は一部の証拠を隠し、無実の栗林という男が犯人として裁かれるように仕組んでいたのだ。甲斐は、所長の幸村チカ(鈴木保奈美)からクビを宣告された鈴木の「最後の案件」として、いまだ服役中の栗林を救おうと決意した――という展開だった。

 連続ドラマの終盤で主要な登場人物の過去にまつわる話を繰り広げるのはよくあるパターンであり、きっちりと定番を踏襲した観が強い。過去の因縁があまりややこしくなく、「上司の不正のせいで、それとは知らずに誤って人を裁いてしまった」という、そこそこシンプルなものであるのもわかりやすくて良い。

 柳の不正そのものにはそれほど関心がなく、「なぜ検察内部の権力争いに巻き込まれなければならないのか」と距離を置こうとしていた甲斐は、自分のせいで無実の人間が投獄されたと知るや否や、態度を一変させた。勝つためなら少々汚いことも平気でやり、勝って多額の金銭を得ることを追求してきただけに、これまでは半ば「ダークヒーロー」的な存在として視聴者の目に映っていたはずだ。それはそれで良かったが、最後の最後にお金とは関係なく、正義のために戦う姿勢を打ち出す展開を持ってきたのは、連続ドラマの最終回1話前の構成として満点といえよう。

 一方、鈴木は第10話のメインストーリーにはほぼ一切かかわらず、蟹江貢(小手伸也)弁護士と共に遺産分割の案件を担当。対立する姉と妹の代理人を蟹江と鈴木がそれぞれ務め、交渉をまとめた。こちらは、蟹江の裏をかいたはずの鈴木が逆に裏をかかれていたという結末で、鈴木の完敗。視聴者も、いけ好かない蟹江を鈴木がやり込めたと一瞬喜んだものの、直後にぬか喜びであったことがわかり、モヤモヤしてしまったに違いない。とはいえ、最終回直前での大惨敗は、最終回で大逆転勝利するための前振りであるはず。最後は織田裕二と中島裕翔がガッチリと手を組んで文句なしの勝利を収める姿をぜひ見たい。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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