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松崎のり子「誰が貯めに金は成る」

20%還元で祭り状態の「PayPay」、使ってみて気付いた意外な注意点

文=松崎のり子/消費経済ジャーナリスト

 決済アプリには、店側がコードを読み取る方式と、客側が店舗のコードを読み取る方式の2種類があるが、ビックカメラでは後者だ。レジでの支払いは、まず客がビックカメラのQRコードをアプリのカメラで読み取り、そのあと支払金額を自分で入力し、「支払う」をタップ。その後、表示された決済番号を店員が確認すれば終了だ。なお、3万円以上の購入には本人確認書類が必要になるので忘れずに。

 アプリ画面には決済した金額と還元されるポイントが表示されるが、実際のポイント付与は19年1月以降となる。正直、レジでの手間はかかるといっていい。おそらくビックカメラ側がかなりシミュレーションをしていると見え、対応はスムーズだったが、客側が戸惑う。しかも、高額の数字を自分で入力するため、これで桁を間違ったらどうなるのか、などと緊張した。混み合っていない時間帯に余裕を持って行うことをおすすめしたい。

 キャンペーン効果でPayPayで決済する客はかなり多いらしく、店側の導入メリットは大きいと見た。また、情報番組での放送もずいぶん目にした。この調子では、19年3月を待たずに還元額の100億円が底をつきそうだ(※追記:本記事公開後間もなく、キャンペーン終了のリリースが発表された。還元額が上限の100億円相当に達したため、12月13日23時59分にキャンペーンを終了するとのことだ。開始からわずか10日間で使い切ったことになる)。

PayPayが大盤振る舞いをする理由

 さて、ここからが本題だ。PayPayは、なぜここまで大盤振る舞いをするのか? ヒントはいくつかある。まず、20%還元のポイントについてだが、これはPayPayでの決済でしか使えない。ちなみに、19年2月から「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」で、4月からは「LOHACO」などのネット通販でも使えるようになると発表されている。

 さらに、4月からは「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」「LOHACO」「Yahoo!JAPANカード」のキャンペーンで付与されていた期間固定TポイントがPayPay残高としての付与に変わる。

 つまり、こういうことではないか。20%つけたポイントは、ぜひYahoo!でのお買い物に使ってくださいと。普段はアマゾンや楽天で買っている客がこっちでお金を使ってくれるのだから、大盤振る舞いしても惜しくはない。むろん、今回のキャンペーンでユーザーが増えれば、リアルの加盟店獲得に対しても大きな手土産になる。私たちが20%還元してもらった残高を抱えて加盟店を訪れるのだから。

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