
元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が昨年9月にジャニーズ事務所を退所し、元SMAPマネージャーの飯島三智氏が代表を務める芸能事務所CULENで再始動してから、1年が経過した。当初はSNSなどのインターネット上での活動がメインだったが、現在では舞台に映画、CM、さらには地上波テレビ番組の仕事などを精力的にこなし、大活躍している。
そんななか先月10日、東京・赤坂ACTシアターで稲垣が主演を務める舞台『No.9―不滅の旋律―』のゲネプロ(公開通し稽古)が行われ、ゲネプロ直前の囲み記者会見では稲垣が一人で対応。多数のテレビ局、週刊誌、スポーツ紙が集まった。
「稲垣がSMAP時代に主演を務めた舞台の再演で、ジャニーズ退所後の活躍がまったく衰えていないことを、マスコミに印象付けました」(テレビ局関係者)
ただ、これだけの報道陣が集まった一番の目的は、稲垣ではなかったという。
「マスコミ各社が欲しかったのは、ひとえに剛力彩芽の情報ですよ。この舞台に出演している剛力は、4月にZOZO(ゾゾタウン運営会社)の前澤友作社長との交際を宣言して以降、常に話題を振りまいてきました。交際宣言以降、もちろん仕事はコンスタントにこなしていますが、報道陣の前に姿を現して取材に対応することはほとんどありません。当然ながら剛力が会見に出てこないことは承知の上でも、ゲネプロで本人の生の姿をおさえようと、こぞって報道陣が集まったわけです」(スポーツ紙記者)
そして会見では案の定、稲垣には剛力に関する質問が殺到した。
「会見の後半は、ほとんど剛力の様子やプライベートについて聞かれていました。『前澤さんから差し入れはあった?』『ZOZOスーツとか?』なんていう質問まで出ていましたが、さすがに稲垣を軽く扱いすぎですよね。実際に報道を見ても、扱われていたのは剛力の近況で、稲垣の話した剛力関連の情報が流されていました。完全に稲垣は剛力のスポークスマン扱いで、ジャニーズ時代であれば考えられないですよ」(同)
剛力と前澤社長の交際について報じられるたびに「ゾゾタウン」というフレーズが流れ、交際公表後に前澤社長のメディア露出は明らかに増えており、「2人の交際はゾゾタウンにとって宣伝効果抜群」(テレビ局関係者)という声も聞かれる。図らずとも、剛力はゾゾタウンの広告塔になっているといえるのかもしれない。
(文=編集部)