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片田珠美「精神科女医のたわごと」

「自宅不倫」報道の小塚崇彦、羽生結弦との“致命的な差”…自らの挫折に敗北

文=片田珠美/精神科医
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「これくらいは許してもらえるはず」という勘違い

 こういう“モラハラ”ともいえる行動を続けたのは、小塚さんが「これくらいは許してもらえるはず」と高を括っていたからかもしれない。彼のモラルのなさに呆れ果てた妻は、今年10月に長女を連れて家を出たのだから、結局は許してもらえなかったわけで、「これくらいは許してもらえるはず」というのは勘違いである。この勘違いは、妻がもともと小塚さんのファンだったことと妻のほうが5歳年上であることから生まれた可能性が高い。

 妻は、一ファンとして憧れていた人気選手と交際でき、そのうえ結婚にまでこぎ着けたのだから、それこそ天にも昇る心地で、交際中から少々のことは大目に見てきたのだろう。そのうえ、妻としては自分のほうが年上ということでも負い目を感じていたはずだ。だから、小塚さんの夜遊びには結婚前から悩まされていたものの、あまり厳しく問い詰めて嫌われたら困るという心理が働いて、追及の手を緩めたとも考えられる。

 もしかしたら、「独身のときは遊び回っていても、結婚して子供も生まれたら、父親としての自覚が出て落ち着き、夜遊びもおさまるのではないか」という期待が妻にはあったのかもしれない。離婚歴のあるシングルマザーに聞くと、こういう期待を抱いて結婚に踏み切ったものの、夫の夜遊びは結局おさまらず、家にお金を入れてくれなくなったので離婚したというケースが多い。

フィギュア界のサラブレッド”の打たれ弱さ

 さらに、小塚さんは特権意識が強そうに見えるので、そのせいで「自分は特別な人間だから、少々のことは許される」と勘違いしたのだろう。もっとも、特権意識を抱いても不思議ではないほどのフィギュアの名門一家の生まれである。何しろ、祖父は旧満州のチャンピオンで、名古屋にスケート文化の礎を築いたパイオニアだし、父親も全日本三連覇を果たし、グルノーブル五輪に出場している。

 そのため、小塚さんは“フィギュア界のサラブレッド”と呼ばれ、ルックスの良さもあいまって、女性人気がすさまじかった。人気だけでなく、バンクーバー五輪に出場し、2011年には世界選手権で銀メダルを獲得するなど、輝かしい実績も残している。つまり、特権意識を抱いても当然と思えるほど出自、容姿、才能、実績に恵まれた“氷上の貴公子”だが、だからといって、妻を平気で傷つけるようなことが許されるわけではない。

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