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小林敦志「自動車大激変!」

地方で輸入車が売れている理由…レクサスとの販売競争が激化、日系ブランドの新型車が激減

文=小林敦志/フリー編集記者

 最近では“市内”などという表現もよく使われる、県庁所在地以外の各地の中核都市に輸入車ディーラーが出店する動きも目立ってきている。ある地方都市を訪れた際には、日系ブランド系ディーラー関係者から「このあたりも輸入車ディーラーが目立ってきて、よく売れている」と聞いたことがある。また、各地のイタリア車やフランス車などの趣味性の高いブランドの愛好家仲間の“オピニオンリーダー”的存在の人がディーラーを経営することで、そのネットワークを活用しながら新規の愛好家を増やしていき、販売促進を行っているケースもあるという話も聞く。

 このように、それまで輸入車に乗ることを躊躇するような土地柄の場所にディーラーが出店し、輸入車がよく売れるようになった。そのため、前述したように地方で強みを見せていたレクサスだが、今では地方部でも以前よりはドイツ系高級ブランドとの販売競争が目立ってきているとも聞く。その背景には、日系ブランドのラインナップに魅力的なモデルが少なくなってきているという事情があるのだが、それについては次回に詳述したい。
(文=小林敦志/フリー編集記者)

小林敦志/フリー編集記者

小林敦志/フリー編集記者

1967年北海道生まれ。新車ディーラーのセールスマンを社会人スタートとし、その後新車購入情報誌編集長などを経て2011年よりフリーとなる。

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