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新旧・内外・ジャンルも問わず、ゲイにまつわるオススメの映画を取り上げてご紹介させていただく架空映画館「テアトル・オネェ」。 支配人を務めます、ヴァニラ・ノブでございます◎
今回は、社会現象ともいえるほどの大ヒットを記録している映画、「ボヘミアン・ラプソディ」!

◎「ボヘミアン・ラプソディ」のおすすめポイント
■ 若い世代にも知ってほしい、フレディ・マーキュリーのレジェンドぶり
■ 名曲だらけのライブシーンの再現と迫力に高揚して!
■ HIVやエイズについても考えさせてくれるわよ!
◎”空耳”でもおなじみのクイーンよ!
1991年、HIV感染合併症によって45歳の若さで亡くなった、イギリスのロックバンド「クイーン(Queen)」のリードボーカリスト、フレディ・マーキュリーの人生を描いた作品。
クイーンといえば、映画のタイトルにもなっている「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」をはじめ、「伝説のチャンピオン(We Are the Champions)」、「ウイ・ウィル・ロック・ユー(We Will Rock You)」、レディ・ガガの名前の由来となった「レディオ・ガガ(Radio Ga Ga)」、“エビィバディ〜わしゃコケた〜”と空耳でお馴染みな「愛にすべてを(Somebody To Love)」や、同じく“ガンバ〜レ、タブチィ”の空耳「キラー・クイーン(Killer Queen)」などなど、若い世代にはなかなか馴染みはないかもしれないけれど、曲を聴けば「あぁ知ってる〜」と言っちゃうくらい、キャッチーでコール&レスポンスを必ずやりたくなるメロディでおなじみのバンド。
70年代にデビューした頃は、イギリスでの人気は当然のことながら、じつはアメリカよりも日本での人気がすごかったの!グラム・ロックからの流れもあったし、UKシーンは今よりももっともっとアツかったし。
そしてフレディ・マーキュリーよりも、ドラムのロジャー・テイラーのほうが女子ウケがよかったのよね。だから初来日のときは、空港は金髪男前のロジャー目当ての女子でいっぱいだったそう。
あと、フレディは親日家でもあって、「来日した際は気軽に新宿2丁目の某ゲイバーにも顔出してはったのよ〜」って、先輩ゲイが言ってたわぁ……。
◎キャストがもうホンモノそっくりすぎてビックリ!
フレディ・マーキュリーを演じているのは、べン・スティラー主演の「ナイト ミュージアム」でエジプトの若き王クメンラーや、テレビドラマ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」で、主人公の天才ハッカーを演じたラミ・マレック。
付け歯や鼻など、特殊メイクでの顔の寄せ方はもちろんだけど、「ムーブメント・コーチ」と呼ばれる人(コレオグラファーじゃなく、こういう役割の人がいるっていうの、今回初めて知ったわ)が、付きっきりでフレディの動作や表情などをレクチャーした甲斐もあって、「本人?」と思うくらいそっくり!
さらに、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンといったバンドのメンバーなんかもみんな本当によく似てて、ビックリしちゃった。