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従来型ケータイの新商品が続々発売の理由…端末9千円台、今持つスマホと同じ電話番号

文・取材=A4studio
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ニーズにハマれば使い勝手抜群 今注目のフィーチャーフォンとは?

 どうやらフィーチャーフォンは、万人が必要とするアイテムというわけにはいかないらしい。しかし、石川氏は「特定のシーンでは非常に便利なアイテムである」と語る。

「たとえばジョギングするときなど、大きなスマホは邪魔にしかなりません。ほかにも近所のコンビニに行くときや、毎朝子どもを保育園まで送りに行くときなど、ちょっと出かけるような場面で持ち歩くのには便利な端末だと思います。

 また、ビジネスパーソンの場合は、フィーチャーフォンを胸ポケットなどに入れておけば、持ち運びに不便な大型スマホをカバンに入れっぱなしでも、サッと電話に出ることが可能です。ワンナンバーフォンならスマホと同じ番号を使えますし、INFOBAR xvなどを使うのであれば、フィーチャーフォンの番号は仕事用、スマホの番号はプライベート用、というように分けてもよいかもしれません」(同)

 さて、昨年だけでもさまざまなケータイが発表、発売されているわけだが、ここで石川氏に、今注目している機種を聞いた。

「ドコモのカードケータイは、個人的に面白いなと感じました。名刺大のサイズにもかかわらずVoLTEに対応しているため、高音質な通話ができるというのは非常に魅力的ですし、ディスプレイに電子ペーパーを採用している点も面白い。なにより、実際に触ってみたときのワクワク感がとても大きいです。

 ただひとつ理想を言うなら、ワンナンバーフォンのようにスマホと同じ番号を利用できれば嬉しいですね。実際、既存の2台持ちユーザーからもそのような機能が欲しいという声は上がっているので、カードケータイやINFOBARの後続機も含め、将来的に発売されるフィーチャーフォンには必須の機能となるのかもしれません」(同)

 今の時代、わざわざスマホではなくフィーチャーフォンに持ち替えるというのは、少し考えにくいかもしれない。しかし、スマホをメインに据えたうえでのサブ機として、見た目や機能がいろいろと選べるフィーチャーフォンはなかなか楽しいのではないだろうか。スマホになんらかの不満がある方や、自身のニーズに合致していると感じる方は、あえてフィーチャーフォンを持ってみるという手もアリだろう。
(文・取材=A4studio)

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