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混迷を極める“レーダー照射問題” 青瓦台に配慮して韓国海軍も本音を語れず!?

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防衛省がYouTube上の公式ページ「modchannel」にて公開した動画「韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について」において、韓国海軍の駆逐艦に向けて呼びかける場面

だんまりを決め込む韓国海軍、そして在韓米軍

 落としどころはないのか?

 海自の元幹部は、「日本政府が求めているのは、謝罪ではなく再発防止のみ。韓国側が最初に『現場のミスだった』と認めていれば丸く収まったが、韓国側が照射の事実自体を否定し、振り上げた拳をお互いに下ろせなくなってしまった」と話す。その一方でこう付け加えた。「一番恥ずかしい思いをしているのは、韓国海軍の関係者だろう。緊急用回線にも出ないという、国際的に非常識な行動を正当化しようとしているのだから」。

 今回の事案で韓国側の広報対応をしているのは、国防部が中心だ。前出の元海自幹部は、「韓国海軍の幹部が表に出てきていないのが気になる。国内世論を気にする青瓦台(韓国大統領官邸)に押さえつけられているのでは」とも推測する。今回の一件について韓国メディアは、安倍政権が国内の支持率回復のために強硬姿勢を取っていると非難しているが、韓国政府の事情も似たようなものだろう。

 ちなみに今回の一件で沈黙を守っているのは、韓国海軍だけではない。日韓両国の同盟国である米国もまた、はっきりとした立場を示していない。「同盟国間のいざこざに巻き込まれたくないのだろう」(日本政府関係者)という声も上がるが、現在の在韓米国大使は前米太平洋軍司令官のハリー・ハリス氏。日本人の母を持ち、アジア太平洋地域の情勢に通じているだけでなく、若き日は米海軍のP3C哨戒機の操縦士として今回のような哨戒機の実務をよく知る人物である。日韓の泥沼の応酬の間で、もっとも苦虫をかみつぶしているのは、実はこの人なのかもしれない。日韓の連携が崩れた場合に、どこの国がもっとも喜ぶかも熟知しているだろうから。
(文=編集部)

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